しかし、伝統(tǒng)文化の詰まったこれらお正月グッズに、多くの人は見向きもしなくなったのかと言えばそうでもない。
今年の春節(jié)期間中、中國の有名蕓術品企業(yè)「雅昌」傘下の生活サービスプラットホーム?ARTPLUSは、「西遊記」をテーマにした「猴王無忌」という名前の伝統(tǒng)ガウンを発売。伝統(tǒng)と現(xiàn)代の要素を融合させた年越しグッズで、約1000元(約1萬7千円)もするにかかわらず、ネット上で売り切れ寸前の人気となっている。「猴王無忌」は、中央美術學院(北京)のアーティスト?鄔建安さんが「猴王無忌」、「六耳獼猴」、「搬山猴」の3作品を原案とし、デザイナーの手で仕上げられたガウンだ。
この伝統(tǒng)文化と現(xiàn)代ファッションを融合させたお正月グッズは、海外でも評判となった。一週間前、鄔さんは米國ニューヨークのメトロポリタン美術館で「孫悟空を救出」と題する春節(jié)イベントを開催?!负锿鯚o忌」は、子供たちに「かわいい」と人気で、柄の意味は何のかと興味津津だったという。1千人以上の子供が積極的にイベントに參加し、仏像の手のひらを紙に描き、「五行山」に閉じ込められている美猴王のカバーの上に張り、自由にしてあげた。すると、「多くの子供が、孫悟空が五行山に500年間閉じこめられたというのがどういう意味かやっと分かった」と話していたという。
北京の観光スポット?故宮がオンラインショップ「淘寶」に出しているショップの微信(WeChat)の公式アカウントも同じく伝統(tǒng)民俗をテーマにした商品を打ち出した。例えば、ウインクやピースサインができる清の第5代皇帝?雍正帝、ウルトラマンが怪物をやっつける時のポーズをしている清の第8代皇帝?道光帝など、かわいいグッズが人気になり、故宮の伝統(tǒng)資源が新たな活路を見付ける形となっている?,F(xiàn)時點で、故宮博物院が研究?開発したカルチャーグッズは7000種類以上あり、昨年上半期だけで、その売り上げが7億元(約119億円)に上った。
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