中國沿岸部の2015年の海面水位は2014年比で21ミリ低かったが、例年より90ミリ高く、1980年以降で4番目の高さとなった。國家海洋局は22日、「2015年中國海面水位公報(bào)」を発表した。同局弁公室副室長の王斌氏は記者會(huì)見で、中國沿岸部の海面水位の変化は、エルニーニョ現(xiàn)象と関係していると述べた??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。
統(tǒng)計(jì)結(jié)果によると、中國沿岸部の過去30年間の海面水位は、10年ごとに上昇傾向を示している。中國沿岸部の2006?15年の平均海面水位は、1996?05年と比べ32ミリ、1986?95年と比べ66ミリ高く、過去30年間で最も高い10年間となった。
王氏は、「世界の海面水位上昇は、気候溫暖化による海水の水溫上昇、陸地の氷河と極地の氷床の融解などによるものだ。世界的な気候変動(dòng)を背景とし、中國沿岸部の気溫と海水溫が上昇し、気圧が下がっており、海面水位が上昇している。中國沿岸部の海面水位の変化は、エルニーニョ現(xiàn)象と関係している」と指摘した。エルニーニョ現(xiàn)象は1960年以降に13回発生しており、その多くにより中國沿岸部の海面水位が下がっている。2014?15年に赤道太平洋東部で長期的なエルニーニョ現(xiàn)象が発生したが、中國沿岸部の2015年の海面水位は2014年より21ミリ下がった。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月23日
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