喜劇という形を通じて現(xiàn)実と人を描寫
山田監(jiān)督はその80作品以上のほとんどが「家族」や「反戦」をテーマとしており、主人公の多くも普通の人々だ。反戦映畫であっても、普通の家庭の生活を切り口にして、厳粛なテーマをそのストーリーに盛り込んできた。
山田監(jiān)督の視點(diǎn)は、その経験と密接な関係がある?!笇W(xué)生時(shí)代に、あるイタリアの映畫を見た。ある家族がファシスト黨の軍隊(duì)に追われ、両親は3人の子供を連れてアルプス山脈を越えて逃げるというのがそのストーリーだった。當(dāng)時(shí)はまだ學(xué)生だったものの、その映畫を見た後の不安な気持ちをはっきり覚えている。當(dāng)時(shí)、普段家族がとても仲良く過ごしていれば、危機(jī)が発生した時(shí)に、結(jié)束して、家族の力を発揮できるのだと感じた。これが家族だ」と山田監(jiān)督。
そして「僕は幼少時(shí)代を中國で過ごし、難民として日本に戻って少年時(shí)代を過ごした。自分が経験、體験したこと、そして大學(xué)時(shí)代に見たこのイタリアの映畫の意味するところが一緒になって、家族をテーマにした映畫を製作するきっかけになった。このような體験をベースに、その延長戦として家族をテーマにした映畫をたくさん製作したが、それは僕の幼少時(shí)代の體験と密接な関係がある。中國と日本だけのことではなく、これは世界共通のテーマであると思う」とした。
普段「落語」を聞くのが趣味という山田監(jiān)督は、笑いの中に涙あり、涙の中に笑いありというのがその作風(fēng)で、「喜劇的に現(xiàn)実を描寫するのが好き?,F(xiàn)実の生活において、多くの人がコミカルな要素を持っている。例えば、ある人が自分は優(yōu)秀でとても真面目と考えていても、それを橫で見ている人からすると、その人はとてもコミカルなことがある。人は本性的に現(xiàn)実とコミカルな要素を兼ね備えている。そのため、現(xiàn)実の中に喜劇は存在する。喜劇はずっと二流、三流のものと見られてきたが、『喜劇というのはとても難しいもので、人間が持っているおもしろい部分を見付けた時(shí)に、人は笑うもの』と言っていた先輩がいた。いずれにせよ、僕は『人』を描き続けたい」と話した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年1月4日
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