「空の巣老人」という子どもが巣立った後に殘された高齢者を指す言葉が注目されているだけでなく、近年「空の巣青年」という言葉も次第に世間の注目を集め始めている。「空の巣老人」が結(jié)果的に一人暮らしを強(qiáng)いられているのと異なり、「空の巣青年」のほとんどは故郷を遠(yuǎn)く離れ、大都會で努力し、それなりの収入を得ることができる職業(yè)に就く若者で、自ら進(jìn)んで一人暮らしをする獨身の若者を指す。専門家はこうした「空の巣青年」の誕生は実は社會経済の発展と関わっていると指摘している。新華網(wǎng)が伝えた。
時々とてつもない孤獨に襲われる「空の巣青年」
「年齢は20代から30代で、一線都市でまずまずの職業(yè)に就き、1ヶ月あたり3000元から4000元(約5萬~6萬7千円)ほどの家賃の1LDKまたはシェアルームに住み、一番仲の良いルームメートは自分が飼っているネコかイヌ。そしてキッチンに調(diào)理器具は全て揃っているものの、食事のほとんどがコンビニかデリバリー頼みで、毎日長時間スマホとパソコンの間を行き來している。生活リズムはバラバラで、外出嫌いで髪もほとんど洗わず、両目はいつも充血して赤い」、これはあるネットユーザーがプロファイリングした典型的な「空の巣青年」の姿だ。
國家統(tǒng)計局のデータによると2015年度の一人暮らし家庭が占める割合は12.45%となっており、2000年の同データ8.3%と比較すると増加傾向にある。そしてその一人暮らし人口における「空の巣青年」が占める割合もますます高まっており、都市が発展していく上でますます軽視できないグループとなりつつある。
このほど百度デリバリーと金融サービスプラットフォームのWacai.comが共同で発表した「空の巣青年生活報告」(以下、報告とする)のなかで、「空の巣青年」は一般的な若者よりも孤獨を感じているとしている。仕事以外の日常生活のほとんどを賃貸している自宅でインターネットやスマホで遊ぶことに費やし、食事も一人でとるのだという。
また「報告」ではこれらの「空の巣青年」はグルメやファッション、デジタル製品などに消費することを好み、しかも高品質(zhì)を追い求めているとしている。さらに「空の巣青年」は「月光族(毎月の給料を全部使い果たす人)」またはローン払いを選択する傾向があり、21%の「空の巣青年」が「月光」傾向または少額の負(fù)債を抱えており、一般的な若者が負(fù)債を抱えている割合(17%)と比べ、やや高くなっている。
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