2016年以降、有料ネットワーク関連製品を利用する中國のネットユーザーが増加の一途をたどっている。網(wǎng)易クラウドミュージックや、優(yōu)酷?土豆などの動畫サイトの有料音楽?ドラマ視聴サービスから、「分答」や「知乎Live」が提供する有料購読コンテンツにいたるまで、中國のネットユーザーは、日常生活で有料ネットワークサービスを利用することに適応しつつある。
例えば、動畫関連では、百度傘下の大手動畫配信サイト「愛奇蕓」の統(tǒng)計データによると、サービスに対して料金を支払うアクティブVIP會員數(shù)は、増加の一途をたどっており、2015年6月に500萬人、同年12月には1000萬人、さらに2016年6月には2000萬人をそれぞれ突破した。また、蕓恩公司のデータによると、2016年12月の時點で、國內(nèi)動畫サイトの有料會員総數(shù)は2015年比241%増の7500萬人に達し、米國の9倍に上った。
有料サービスがブームになっていることについて、業(yè)界関係者は、「ネットユーザーの消費習(xí)慣や客観的な環(huán)境の変化など、消費者?コンテンツ提供者?プラットフォームの3つが作用し合った結(jié)果である」と分析した。
消費者サイドから見ると、有料ネットワークサービスを利用したいという気持ちは、人々の消費観念のアップグレード?変化から生じているもので、より多くの人が、より良いコンテンツや自分が求めるコンテンツに対して料金を支払いたいと思うようになった。コンテンツ提供者サイドはクオリティの高い製品を數(shù)多く送り出すことで、コンテンツ有料化にとっての素晴らしい基盤を提供した。さらにマクロ環(huán)境から見ると、ネットワークサービス有料化の風(fēng)潮が起こったのは、中國において著作権保護をめぐる環(huán)境が最適化している事実と切り離して考えられない。國家版権局は2015年7月に通達を発表し、音楽配信プロバイダに対して著作権未取得の違法音楽作品の配信を停止するよう指示したことから、オンライン音楽プラットフォームは、違法コンテンツの削除?整備を段階的に進め、デジタル音楽の有料ダウンロード視聴を推し進めてきた。このような情勢は、オンライン音楽有料視聴市場の急成長を後押しする重要な原因となった。
このほか、オンライン決済、とくにモバイル決済の急成長も、有料ネットワークサービスの急成長の主要因の一つとなっている。中國インターネット情報センターの統(tǒng)計データによると、2016年、中國のモバイル決済利用者はすでに4億6900萬人、年成長率は31.2%に達した。
専門家は、「2016年12月の時點で、中國のインターネット利用者數(shù)は7億3100萬人に達したが、有料ユーザー數(shù)の増加はまだ初期段階にある」と指摘する。コンテンツの質(zhì)の上昇にともない、プラットフォーム側(cè)は各種ユーザー群の細分化?深化を進めると同時に、課金パターンを刷新し続けており、インターネット決済市場はユーザー規(guī)模の爆発的な増加が見込まれる。業(yè)界関係者は、「インターネットサービスの無料利用は全體的に見るとまだまだ主流ではあるが、質(zhì)の高いコンテンツに対して料金を支払うというユーザーの意欲が高まり続けていることは、コンテンツ業(yè)界全體にとっての『突破口』になる」との見方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月9日
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