毎年4月11日は「世界パーキンソンデー」。華中科技大學(xué)OBフォーラムに招かれた、深セン市臻絡(luò)科技有限公司の任康CEOは記者に対し、「パーキンソン病の患者は手が震えるため、しっかり食事することさえ贅沢な願いになっている。薬物治療は大きな効果を生まず、手術(shù)は高額で大きな副作用を生む。これらの手段では患者の問題の根本的な解決とならない」と指摘した。科技日報が伝えた。

「科學(xué)技術(shù)で生活をより良くするよりも、科學(xué)技術(shù)で人々の生活の困難を取り除きたい」こうした任氏の思いから、2年間のリサーチと開発を経て、任氏が率いるチームはスマート手ぶれ補(bǔ)正スプーンを自主開発した。このスプーンはセンサーにより運(yùn)動中の姿勢を捕捉する裝置で、実際には小型のロボットとなる。パーキンソン病患者の手がどれほど震えようとも、スプーン內(nèi)の高速サーボ制御システムがリアルタイムで補(bǔ)正する。スプーンは常に水平方向になり、患者の正常な食事を補(bǔ)助する。またセンサーが記録したデータは臨床で用いられるほか、醫(yī)師は投薬前後の腕の量的反応データを目にすることができる。任氏の目標(biāo)は、自力の食事と歩行という2つの基礎(chǔ)的な身體機(jī)能を切り口とし、パーキンソン病や振顫の患者に生活を取り戻す自信をつけてもらうことだという。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月12日