青海省西寧市のある繁華街に、客足が絶えないミルクティー専門(mén)のカフェがある。一見(jiàn)なんの変哲もない店だが、同店を訪れた客たちは注文するとき、従業(yè)員全てが聾唖者だという事に気づくだろう。

同店は2017年3月にオープン。オーナーの張楊さんは「80後（1980年代生まれ）」で、4年ほど前より聾唖者たちと接してきた。日常的に彼らと交流してきた経験から、自身のビジネスで聾唖者支援をしていく事を決めたのだという。以前経営していた工場(chǎng)で雇用していた聾唖者たちから、現(xiàn)在のカフェまで、店員の多くが長(zhǎng)年の従業(yè)員や友人。また彼女が仲人となり、聾唖者夫婦3組を誕生させた。

老子の言葉に「人に魚(yú)を與えれば1日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば一生食べていける」というのがあるが、これこそが張さんが聾唖者たちを支援する著眼點(diǎn)。彼女は、「彼らの困難を一時(shí)的に解消するだけのサポートにしたくはない。自分の支援で聾唖者たちが自活できるスキルを習(xí)得し、全ての店員が自分自身の力で人生を歩めるようになってほしい」と話(huà)した。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年5月2日