売り場に並んでいたニュージーランド産「ツノニガウリ」は、金色をした全身に「ツノ」が生えていた。価格は1個19.8元。果物のそばにはストローとハチミツが添えられており、殻を割って果肉にハチミツを加え、ストローで吸って食べる方法を消費者に教えている。レッドグアバは500グラム39.9元、インドネシア産スネークフルーツは同24.9元。販売擔當者は、「アボカド、スネークフルーツ、レッドグアバなどの『ネット上の人気フルーツ』を購入する客は、若い人が多い。栄養(yǎng)価を重視する人、珍しい味を試したい人、『ネット上の人気フルーツを食べることは、今流行りのヘルシーなライフスタイルの一環(huán)』だと考えている人など、購入理由はさまざまだ」と話した。
全身ツノだらけのニュージーランド産「ツノニガウリ」
例えば、フルーツニンジンは、「ジャンルを超えたネット上の人気フルーツ」として、今年持てはやされるようになった。電子商取引プラットフォームでは、米國原産の「フルーツニンジン」が大人気となった。そのセールスポイントは「休暇中のおやつ」で、スリムな形から、「フィンガーニンジン」とも呼ばれている。一袋340グラム入りで、価格は25.8元。試してみた客は、「甘く、歯ごたえがあり、とてもみずみずしい。これからは、カロテン不足をこれで補うつもり」と話した。一方、「ニンジンの味はしない。國産ニンジンほどおいしくない。見た目は可愛いが、大した味ではない」とツッコミを入れる人もいた。
流行を追い求めるのと同時に、コストパフォーマンスについてもチェックが必要だ。例えば、ネット上で人気者になって久しいアボガドについて、中國農業(yè)大學食品學院栄養(yǎng)?食の安全學部の範志紅?準教授は、「葉酸を補う目的でアボガドを食べることは、いささか『遠回り』の感がある。なぜなら、葉酸が最も多く含まれているのはホウレンソウやチンゲンサイなどの緑黃色野菜で、これらは値段が安い上、葉酸の含有量が高い。したがって、葉酸補給が目的ならば、わざわざアボガドを選ぶ必要はなく、普通の緑黃色野菜を摂取するのが最適」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月20日
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