ここ數(shù)日、中國では新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)の猛暑が話題をさらっている。有名な丘陵?火焰山がある吐魯番（トルファン）市は、気溫40度以上の酷暑日が13日も続いている。10日午後6時(shí)、同市の最高気溫はなんと49度に達(dá)し、現(xiàn)地の過去最高気溫記録を塗り替えた。同市の二堡（カラゴジャ）郷に至っては50度を突破した。

同自治區(qū)以外に、陝西省の多くの地域でも高溫記録を次々に塗り替えている。同省の気象臺のモニタリングによると、10日午後4時(shí)の時(shí)點(diǎn)で、西安市の気溫が40.9度に達(dá)した。また、19のモニタリング地點(diǎn)の気溫も40度を超えた。

甘粛省では今月7日以降、青空が広がり気溫がどんどん上がり、10日から、一部の地域の気溫が35度を上回った。また、いくつかの県?區(qū)の気溫もここ20年で最高を記録した。

〇最強(qiáng)の暑さが襲來！熱波が364萬平方キロを覆う

気象モニタリングによると、6月26日以降、中國の西北、華北、黃淮、內(nèi)蒙古（モンゴル）自治區(qū)などで35度以上の猛暑日が続いており、新疆維吾爾自治區(qū)、陝西省、河北省などの一部の地域の最高気溫が39-41度に達(dá)している。また、猛暑日が7-12日となっている。うち、今月9日、中國北方地方の猛暑の範(fàn)囲は215萬平キロに達(dá)し、熱波が北方地方の10省(區(qū)、市)を襲っている。

焼けるような暑さがすでに何日も続いているものの、天気予報(bào)によると、今後はさらに暑い天気になりそうで、中央気象臺は10日午後6時(shí)に4段階のうち2番目に深刻なレベルの黃色高溫警報(bào)の発令継続を発表した。

中國の中央気象臺の予想では、今後10日間、中國の中?東部地域では、今年で最も範(fàn)囲が広く、最強(qiáng)の猛暑に襲われることになりそうだ。北方地方で猛暑となる地域の範(fàn)囲は拡大を続け、南方地方のその範(fàn)囲も江南東部から江南、華南地域へとじわじわ拡大している。

中國の天気予報(bào)サイト?天気網(wǎng)の報(bào)道によると、今回の熱波で最も暑くなるのは今月13-17日で、13日は中國全土364萬平方キロで猛暑となり、熱波が21省(區(qū)、市)を襲うことになる。

同期間、新疆維吾爾自治區(qū)の北部や內(nèi)蒙古自治區(qū)中西部、西北地域東部、華北、黃淮北部などでは、気溫35-38度の猛暑となり、局地的には40度を超える所も出そうだ。猛暑日が5-8日間続くことになる。北京の10-14日の予想最高気溫が35-37度となっている。また、江淮、江南のほとんどの地域、華南東部などでも連続4-6日間、蒸し暑い天気となり、江南東部は猛暑日が7-9日間続きそうだ。

〇焼けるような暑さの原因は？

中央気象臺の首席予報(bào)員?孫軍氏の分析によると、継続時(shí)間が長く、局部的に非常に暑くなるのが今回の特徴だ。また、北方地方は青空が広がって気溫がドンドン上がるのに対して、南方地方は蒸し暑い天気となりそうだ。

孫氏によると、南方地方は亜熱帯高気圧に覆われ、青空が広がり、雨があまりふらず、日中、太陽の短波放射の影響を受け、地面の溫度がじわじわと上昇する。また、高気圧に覆われる地域は下降気流が強(qiáng)くなり、気溫が上昇する。気溫を上げる要素である放射と下降気流の影響が重なることで、今回のような厳しい暑さとなるという。

一方、北方地方は、大陸の亜寒帯偏西風(fēng)に襲われ、今後はそれが溫暖高気圧に変わりそうだ。青空が広がり、太陽の放射や下降気流も強(qiáng)くなり、日中は地表の溫度が一気に上がることになる。

孫氏によると、「今回の厳しい暑さは、例年と比べて特別暑いというわけではない。これまでの統(tǒng)計(jì)を見ると、2013年7月23日から8月14日まで、南方地方で23日連続で猛暑となった。また、同年7月25日から8月9日まで、北方地方でも16日連続で猛暑となり、うち、河北中南部や陝西省の関中地域では猛暑日が10日以上となった」という。