中國では、モバイル決済技術(shù)が急速に普及しているのを背景に、ゲームセンターのわき役的存在だったUFOキャッチャーが現(xiàn)在では地位を上げて、映畫館やレストラン、百貨店、さらにはオフィスビル付近などに登場している。少ない所で3-5臺、多いところなら10臺以上UFOキャッチャーが並んでおり、多くの人が通る場所なら、どこででもその姿を目にするようになっている。UFOキャッチャーは現(xiàn)在、「自動販売機(jī)」市場の主力となっている。北京晩報が報じた。
結(jié)果ではなくその過程を楽しむ
「周りに人がいるかなど気にせず、叫んだり、跳ねたり、ワクワクしたりと、気兼ねなく楽しめるという感じ」。多くの人と同じく、李洋さんは、初めてUFOキャッチャーで人形をゲットした時の気持ちをそう語った。彼女はスポーツをした後のように、人形をゲットした時の様子を興奮気味に語った。そんな彼女は、趣味が高じてUFOキャッチャーが並ぶ店を開いてしまったという。
李さんの10平方メートルほどの店はオフィスビル付近にあり、中にはUFOキャッチャー10臺が並んでいる。多い時間帯になると、店內(nèi)は客でいっぱいになり、1日に客がゲットしていく人形の數(shù)も數(shù)百個に上るという。李さんは、自販機(jī)から「ジャラジャラ」とコインが出てくる音を聞いたり、誰かが人形をゲットしたときに周りの人も一緒に喜ぶ姿を見たりすると、何とも言えない充実感を感じるという。
多くの人は、「ゲットできる確率はとても低いことは分かっている。でも、その過程を楽しんでいる」と話す。
UFOキャッチャーにはどれほどの魅力があるのだろう?李さんは自分の店があるにもかかわらず、週末になると店を閉めて、街に繰り出して、UFOキャッチャーをしに行く。「訪れた場所にある全てのUFOキャッチャーを制覇する!」と、冗談交じりに李さん。その理由について、「UFOキャッチャーで遊ぶときに感じられるハラハラドキドキ感が楽しい。人形はお金で買うものではなく、景品。その體験の過程にお金を払っている」と李さん。
李さんの「UFOキャッチャー友達(dá)」である娟さんの「目標(biāo)」は、北京にある全てのUFOキャッチャーを制覇すること。ある會社の宣伝の仕事をしており、毎日忙しい生活を送る娟さんは、今年5月に初めてUFOキャッチャーを體験し、すっかりはまってしまったという。5月以降、1日も欠かさずにUFOキャッチャーをしており、2ヶ月ちょっとの間に1萬元(約16萬5000円)以上使い、人形300-400個ゲット。家は人形だらけになってしまった。
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