今から16年前、寶島?臺灣地區(qū)から海を渡って屆けられた骨髄が、20時間に及ぶリレーを経て、白血病を患う江蘇省の女性?陳霞さんの命を救った。16年後、再び海峽の向こうから屆けられた溫かい思いやりが、臺灣桃園空港から上海に直行便で到著し、蘇州に運ばれた。今回、命が救われた幸運児は、ある未成年の少女だった。新華社が報じた。
臺灣地區(qū)から屆けられた「いのちの種」は17日夜、蘇州大學(xué)附屬児童病院で、浙江省に住む女の子のテイテイ(テイは女へんに亭)さんに無事移植され、海峽を越えた命のバトンリレーは成功裏に終わった。
2015年4月、當(dāng)時小學(xué)4年生だったテイテイさんは、「先天性角化異常癥」と診斷された。これは極めて稀な遺伝性の病気で、重篤な場合は輸血による生命維持が必要となる。適切に抑制しなければ、將來的には白血病を患い、命に関わる恐れがあり、造血幹細胞移植が今のところ唯一の治療手段となっている。
殘念なことに、彼女と家族は造血幹細胞の型が一致せず、中華骨髄バンクの中にも彼女の型と一致する造血幹細胞が見つからなかった。2年あまり待った後、ついに臺灣慈済骨髄バンク骨髄幹細胞センターで、彼女の型と一致する造血幹細胞が見つかった。これまでに、同センターから蘇州に60回、骨髄の提供が行われている。
蘇州大學(xué)附屬児童病院の楊乃超?醫(yī)師は16日早朝に蘇州を出発し、同日夜に華蓮慈済病院に到著した。翌17日午前8時、楊醫(yī)師は臺灣地區(qū)のドナーから提供された造血幹細胞を持って華蓮から帰路についた。同日午後7時49分、空港に到著し快速レーンで入國した。午後9時8分、提供された骨髄の入った箱が蘇州大學(xué)附屬児童病院に到著、待機していた醫(yī)療スタッフに手渡された。午後9時48分、造血幹細胞は彼女のいる無菌室に搬送され、移植手術(shù)が始まった。午後11時19分、造血乾細胞150ミリリットルがすべて彼女の體內(nèi)に移植され、新しい生命の火が再び燃え始めた。
蘇州大學(xué)付屬児童病院血液科の胡紹燕?科長は、「すべてが順調(diào)に経過すれば、14日後に白血球はだんだんと『育ち』、これらの『生命の種』が本當(dāng)に芽吹いたことになる」と説明した。
胡科長は続けた。
「今回移植された造血幹細胞のドナーは34歳の男性で、非常に健康體だったので、細胞の活性度は極めて高かった。このドナーは、彼女に命の希望をもたらしてくれただけではない。臺灣地區(qū)のドナーが彼女のために心を込めて書いた手書きのカードも添えられていた。このカードには、『ラストスパートに全力で臨んで下さい。たとえ可能性が1%しかない時でも、私たちはできる限り力を盡くしました。自分自身のためにも、あなたを愛して勇敢に毎日を生きている周囲の人々のためにも、あなたの命は、あなたの勇気によって支えられ、大きな花を咲かせることでしょう』と記されていた」。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月21日
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