盧英敏氏(ノ?ヨンミン)(60)が10日、駐中國韓國大使に就任した。北京青年報が伝えた。
盧氏は「隣人は親戚」と語り、著任後早急に中韓関係の改善を促進したい考えを示した。
■「隣人は親戚」
盧氏はインタビューに、駐中國大使任命は自らが評価されたということだけでなく、文在寅大統(tǒng)領が対中関係を重視していることの表れだと述べた。だが、韓國のミサイル迎撃システム「THAAD」導入などの問題で、現(xiàn)在中韓関係が冷え込んでいることも確かだ。
盧氏はこれについて、北東アジア地域の隣人として、中韓は運命共同體と呼ぶことができ、利益を共有していると表明。「韓國にとって米國は友人であり、中國は隣人だ。韓國語には『隣人は親戚』との言葉がある。この言葉で中韓関係を喩えるのは大変適切だ」と述べた。
少し前に盧氏は韓國メディアのインタビューに、THAADへの中國の懸念に理解を示したうえ、韓國企業(yè)が現(xiàn)在中國で直面している経営難には複雑な原因があり、単純にいわゆる「THAADへの報復」のせいにすることはできないとさえ直言した。保守勢力が依然主流の韓國政界において、盧氏の発言は保守世論の強い批判を招いた。
盧氏は記者に、中國への理解の仕方のために批判されるのは間違っていると指摘した。
■中國文化に精通し、杜甫を好む
「白頭掻けば更に短く 渾べて簪に勝えざらんと欲す」。インタビュー冒頭、盧氏は最も好きな詩人?杜甫の名作『春望』を引用し、大使就任を目前にした複雑な心情を語った。
盧氏はこの詩について、國と民を憂う杜甫の心情を表現(xiàn)すると同時に、逆境の中での將來の平和で安定した生活へのあこがれも反映しており、まさに自らの心境と似ていると説明した。中韓関係は現(xiàn)在いくつかの困難に直面しているが、盧氏は依然前向きな信念を抱いている。
盧氏は「私は中國の歴史と文化について勉強し、政務に攜わってからも中國を何回も訪問した。北京、広州、杭州、瀋陽など中國の都市を多く訪れ、中國経済?社會の飛躍的発展を自ら目撃した」と説明。中でも最も深い印象を受けたのは南京大虐殺記念館だった?!袱ⅳ螝s史が中國民衆(zhòng)にもたらした苦しみを、わがことのように感じる」。
著任後の計畫について、盧氏は自信に満ちている。「著任後、引き続き中國の歴史?文化?哲學を學び、幅広く交友する機會を得たい。中韓関係の早急な改善を期待する」。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月11日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn