11月に入り、中國(guó)のほとんどの地域が従來の「観光オフシーズン」に突入した。北京の複數(shù)の旅行會(huì)社によると、観光地區(qū)で「オフシーズン料金」が適用され始めるにつれて、一部観光地の入場(chǎng)料がピーク期より3割から5割下がり、これからが「オフピーク旅行」のベストシーズンになるという。北京青年報(bào)が伝えた。

〇オフシーズンの観光地入場(chǎng)料は大幅に値下がり

11月に入り、國(guó)內(nèi)100ヶ所あまりの観光地では、「オフシーズン料金」の適用が始まり、ピーク期よりかなり安くなった。攜程旅遊網(wǎng)入場(chǎng)券部門の方洪峰?総経理は、次の通り紹介した。

「11月から、九華山、青島海底世界、玉門関など50ヶ所以上の観光地では、オフシーズン料金が適用されている。また、黃山、秦始皇兵馬俑、黃果樹瀑布などの有名観光地も、12月からオフシーズン料金に切り替わる。オフシーズンの値下げ幅が最も大きい観光地は、カナス観光區(qū)、ポタラ宮、黃山風(fēng)景區(qū)、華山、鳴沙山月牙泉、納木錯(cuò)（ナムツォ）、合肥萬達(dá)水楽園、九華山、青海湖二郎剣景區(qū)、蒼山洗馬潭索道（ゴンドラ）など。このうち、カナス観光區(qū)の入場(chǎng)料は275元（1元は約17.2円）から90元に、ポタラ宮は200元から100元に、黃山風(fēng)景區(qū)は230元から150元に、華山は180元から100元に、それぞれ値下がりしている」。

〇旅行費(fèi)用は3割ダウン

各観光地の入場(chǎng)料がオフシーズン料金に切り替わったと同時(shí)に、観光客數(shù)が減少することから、多くの観光地周辺の宿泊施設(shè)の料金もそれにつれてかなり値下がりしている。旅行會(huì)社は、このような狀況に対応したオフシーズン特別優(yōu)待ツアーを打ち出している。このような優(yōu)待ツアーによって、オフシーズンに旅行に出る観光客は、旅行費(fèi)用を大幅に節(jié)約できるようになる。旅行オンライン予約サイト「Lvmama.com」の擔(dān)當(dāng)者は、「需給バランスの影響を受け、航空券やホテルの価格が大幅に下がり、旅行費(fèi)用が全體的に下がる結(jié)果となった。國(guó)慶節(jié)連休中と比べ、東南アジアのビーチリゾートツアーなど多くのツアーでは、ツアー価格が3割以上安くなっている」と説明した。攜程の方氏は、「価格面で大きな恩恵を受けられるほか、観光地を訪れる人が少ないためゆっくり風(fēng)景を楽しむことができ、観光體験が著しく高まる。このため、オフシーズン旅行を好む観光客は増加の一途をたどっている?！亥伐毳些`族』を代表とする人々は時(shí)間の余裕があるため、オフピーク旅行の主力軍となっている」と述べた。

〇「マイナーな旅行先」が冬季旅行のダークホースに

従來の観光オフシーズンではあるが、林海雪原など、冬季旅行に最適な観光地は絶大な人気を誇っている。観光ピーク期には「注目されなかった」一部の観光地が、意外にもオフシーズンに人気が高まっている。國(guó)際南極旅遊組織協(xié)會(huì)の統(tǒng)計(jì)データによると、中國(guó)は2年前から、オーストラリアを追い抜き、米國(guó)に続き世界第2位の南極旅行の観光客源國(guó)となった。極地旅行愛好者の間で高まり続ける旅行ニーズを満たすために、北京凱撒旅遊は、毎年南極旅行シーズンに、南極?北極クルーズ専門のクォーク?エクスペディションズ社から6本から8本のクルーズ旅行を仕入れ、中國(guó)人観光客に専門性とクオリティの高い極地ツアーを提供する。また、北京凱撒旅遊は、來年の春節(jié)（舊正月。2018年は2月16日）連休中の全く新しいチャーター便によるツアーを販売する予定で、「天國(guó)に一番近い島」と讃えられる仏領(lǐng)ニューカレドニアで新年を迎える旅を打ち出す。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月8日