これまで海外旅行で余った外國硬貨は銀行で両替できないため、「旅の記念」として取っておくしかなかった。しかし、日本ではこのほど、こうした「眠った外國硬貨」を両替できる自動(dòng)交換端末が登場した。

東京羽田空港第2ビルに設(shè)置されている自動(dòng)交換端末「ポケットチェンジ」は、各國の紙幣や硬貨を自動(dòng)的に識(shí)別し、中國人民元、日本円、米ドル等5種類の通貨に両替することができる。1度に両替できる上限は300ドル（約3萬4千円）。「ポケットチェンジ」端末機(jī)は、當(dāng)日の外貨レートに基づき両替し、その金額を微信（Wechat）など10種類以上の電子マネーに交換して、利用者にチャージする。

日本人旅行客は、「家に溜まっていくばかりの外國硬貨を、こうして電子マネーにできるのは、とてもいいことだと思う」とコメントした。

一般の人々も出勤の途中に手軽に「眠った外國硬貨」を交換できるように、「ポケットチェンジ」端末機(jī)は人の流れが多い東京都新宿駅付近にも設(shè)置されている。端末機(jī)の外貨レートは銀行とほとんど変わらず、手?jǐn)?shù)料も必要ないという。

「ポケットチェンジ」の運(yùn)営會(huì)社によると、多い時(shí)には端末機(jī)1臺(tái)の1日あたりの交換金額が40萬円を上回ることもあるという。

同社擔(dān)當(dāng)者の松居健太氏によると、「現(xiàn)在日本各地に10臺(tái)設(shè)置されている端末機(jī)を年內(nèi)までに15～20臺(tái)に増やすことを予定している。今後アジアを中心に世界各國に展開していきたいと思っている」そうだ。

ある調(diào)査によれば、海外旅行をする日本人の約9割が外國硬貨を持ち帰るという。日本國內(nèi)だけでも「眠った外國硬貨」の総額は1兆円以上になると言われており、大きな市場ニーズがうかがえる。また、日本での「ポケットチェンジ」サービスの成功がこの市場の潛在能力を発掘するための新機(jī)軸となっている。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月8日