テレビ番組「中國詩詞大會(huì)」の第3シーズン決勝が放送された4日夜、デリバリースタッフの雷海為さんが北京大學(xué)文學(xué)部修士の彭敏さんから逆転勝利をおさめ、チャンピオンに輝いた。雷海為さんが勝利を勝ち取ることができたのは、一つには彼の詩詞に関する非常に豊富な知識(shí)。そしてもう一つは彼の極めて強(qiáng)靭な精神力を挙げることができるだろう。雷海為さん自身も、「私が勝てたのは精神面においてだ」としている。
雷海為さんが番組の中で見せた落ち著いて、泰然自若とした様子は視聴者に深い印象を與えた。ある視聴者は、「詩詞というものはただひたすら丸暗記すればいいというものではなく、それぞれの経験や心境、喜怒哀楽に根付いたもの。世の中のことを知り盡くして初めて、古代の人々の堂々とした詩の境地を理解できるのだと思う。雷海為さんは本當(dāng)の意味で詩詞を理解しており、彼の泰然自若とした様子を目にすればするほど、私たちが感じる感動(dòng)もより大きくなる」と評(píng)している。これは番組の製作スタッフが雷海為さんに対して抱いた印象とも通じており、「非常に落ち著いている人。正解であろうと、間違っていようと、また普通におしゃべりしているような時(shí)でも非常に落ち著いていて、中國中央テレビというこれほど大きな舞臺(tái)においても変わらず落ち著いていられること彼をとても意外に感じた」としている。
最終対決の雷海為さんの対戦相手は北京大學(xué)文學(xué)部修士の彭敏さんだった。彭敏さんはこれまでにも詩詞大會(huì)や成語大會(huì)、漢字書き取り大會(huì)などに參加し、何度も賞を得てきた強(qiáng)豪。しかしこうした手ごわい相手に対しても雷海為さんは何ら臆する様子も見せなかった。ある問題で、審査委員が屋根と窓を描いただけで、雷海為さんはすかさずボタンを押し、李商隠の「夜雨寄北」という詩であると回答。その答えを聞いた審査委員は訝し気な表情を浮かべ、「どうして屋根と窓を描いただけでこの詩だとわかったのですか?すごすぎる!」と質(zhì)問すると、雷海為さんは、「窓を西側(cè)に書いたので」と回答。その一言に、審査委員は驚嘆したように、「私自身すらそういうディティールがあることを意識(shí)したことが無かった!」とうなった。
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