4月10日、北京などの地域に強風が到來し、砂塵が吹き飛ばされた。黃砂が発生するのは今年で7回目となるが、今年はなぜこれほど多いのだろうか??萍既請螭瑏护à?。
中國気象局環(huán)境気象センター高級エンジニアの饒暁琴氏は、「このところ黃砂が多発しているが、これは気象の特徴と密接な関係がある。北京は今年に入りほとんど雨が降っておらず、周辺地域の降水量も少なめで、さらに気溫が急激に上昇し、地表の土壌の氷がほぼ溶け、冷たい大気の活動が活発になっている。全體的に見て、黃砂が生じやすい気象條件になっている」と指摘した。
「三北(東北?西北?華北) 防護林プロジェクトが風を遮り、北京?天津?河北の煙霧日數(shù)を増やしている。三北防護林の木が切られたから、黃砂の日數(shù)が増えている」という噂があるが、このように防護林が常に「犯人」扱いされている。
しかし、中國気象科學研究院の徐祥徳氏は、「防護林帯の主な効果は、砂を固定し水と土を保ち、風による侵食を弱め黃砂を減らすことだ。冷たい大気と強風の影響範囲は垂直方向で1500メートル以上であり、2?30メートルの高さの防護林はこの冷たい大気や寒波を遮ることができない」と説明した。
また、環(huán)境保護専門家の彭応登氏は、「三北防護林は黃砂対策としては有効だが、効果には限りがある。これは三北防護林プロジェクトが有する林が少なすぎるからだ」と強調した。
科學研究者100人が4年の月日をかけて完了させた國家林業(yè)公益性業(yè)界重大科學研究特別プロジェクト「森林のPM2.5などの粒子狀物質に対する抑制機能及び技術の研究」によると、北京市海淀區(qū)など中心市街地6區(qū)のすべての植物が、年平均で9789トンの粒子狀物質を留めることができる。うちPM2.5は105トン。森林?植物により、北京の大気品質「2級優(yōu)良日」が毎年15日増加するとしている。
彭氏は、「三北防護林にも同じような効果がある。現(xiàn)在新たな黃砂源となっているのは西北の荒れ地と耕作地、河套地區(qū)の半乾燥?半濕潤地區(qū)などだ。これらの地方で植樹と緑化を急ぎ、植物で地面を覆えば、三北防護林の範囲を拡大できる」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月11日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn