▽ほとんどが「無表情」の日本のキャラクター
顔の表情が豊かな歐米のキャラクターと異なり、日本のキャラクターは無表情のものが多い。緊張する人間関係に疲れた現(xiàn)代の日本人は、表情のないキャラクターと一緒にいることでよりリラックスできる。なぜならまるで自分をすべて受け止めてくれたような気持ちになるからだ。
ここ數(shù)年の日本のアイドルをみてみても、たとえばAKB48の総選挙で1位になった指原莉乃などは、ひと際美しいというタイプのアイドルではないが、人々に親しみやすさを感じさせ、個性的な魅力を備えている。日本人がキャラクターに求めるのもほぼこれと大差ないと言える。日本のキャラクターは一見してとても美しいとは言えないばかりか、むしろ不恰好であったりするが、その普通さがかえって人気の秘訣となっている。
次々誕生するキャラクターは心理的に大きなストレスを抱えている日本人にとって、心のマッサージのような役割を果たしている。1980年代以降、日本では「カワイイ文化」が盛んになっており、日本のポップカルチャーは世界へも徐々に広がり、漫畫アニメのキャラクターは重要な文化のベクターとなっている。かつての「カワイイ文化」のほとんどが若い人々のものだったとすれば、21世紀(jì)の「新生カワイイ文化」はその「カワイイ」が及ぼす範(fàn)囲をさらに広げているといえるだろう。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月24日
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