ネット有名店で撮影をする利用客。
四川省成都市にある環(huán)球中心(グローバルセンター)にある「成都最大のネット有名店」と言われる店に足を踏み入れると、まず眼に入るのは、乙女心を満足させるようなピンクの壁に座席、コンテナボックスといった様々な裝飾品だ。店舗面積は約3千平方メートル、そのほぼ半分は利用客が寫真撮影をするためのエリアとなっている。ボールがたくさん詰まったボールプールだけでなく、大きな芝生も広がっており、その芝生の周囲もカラフルに裝飾されたパネルで覆われている。さらには利用客に貸し出される撮影用の道具や衣裝まで準(zhǔn)備されている。華西都市報が伝えた。
同じく同市武侯區(qū)高攀路にあるレストランは、米國西海岸風(fēng)な雰囲気に満ちている。2階建てのガラス張りの建物は、白を基調(diào)としており、一面に広がる観葉植物とネオンのボックスも人目を引く。入り口を入って左側(cè)は一面、裝飾された壁となっており、利用客が來店したら絶対外せない撮影スポットとなっている。
こうした店は成都に少なくない。錦江區(qū)華興東街の小さな建物に入っている隠れ家のようなカフェテリアは、復(fù)古派の油絵や燭臺、暖爐などの內(nèi)裝が施されており、開店してまだ1ヶ月ほどだが、多くの人が來店して「記念撮影」を行っている。カフェテリアの入り口を入ったところに、約10平方メートルのスペースが設(shè)けられ、油絵や観葉植物といったアイテムで「風(fēng)景」を作り上げている。
紹介したこの3つの店は、それぞれ雰囲気は異なるが、いずれもその人気は非常に高い??讠偿撺单ぅ趣巍复笮\(zhòng)點評」のコメント欄を見ると、ほとんどのネットユーザーが撮影目的で來店しており、彼らのコメントにおいて使用頻度の高いワードは、「ネット有名店」、「インスタ映えする」、「雰囲気がいい」だった。
高攀路にあるレストランに、撮影目的でわざわざ來店したという女性2人は、「寫真を撮るために來た。同じようなネット有名店を、1週間に1度は訪ねている。1人當(dāng)たり數(shù)十元の出費は許容範(fàn)囲」と話した。
同店の責(zé)任者である張怡然さんは、「來店客の8割は『90後(1990年代生まれ)』で、そのほとんどが女性」と話す。開店コストは明らかにしなかったが、張さんは、「內(nèi)裝工事費において観葉植物と照明器具が占める割合が大きかったが、店の雰囲気は確かに集客を左右する重要な要素だった。平日は、毎日100人前後、週末には300人以上が來店する。その約8割は、店の雰囲気を體験することが目的であり、わざわざ撮影するためだけに來店する客は40%を占めている」と話した。
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