2018FIFAワールドカップ（W杯）ロシア大會(huì)は、20年に1度の巡り合わせになった。20年前のW杯フランス大會(huì)では、準(zhǔn)決勝でフランスとクロアチアが戦い、フランスが勝利した。今回も運(yùn)命の女神はフランスに微笑み、フランスは20年ぶりに再び優(yōu)勝トロフィーを手にした。クロアチアは今回、準(zhǔn)決勝に駒を進(jìn)めただけでなく、決勝にも進(jìn)出して歴史を塗り替えた。そして今、「地中海の真珠」と呼ばれるクロアチアは中國(guó)人観光客が行ってみたい歐州の旅行目的地になりつつああり、昨年はクロアチアを訪れた中國(guó)人観光客が前年比約60％増加した。第一財(cái)経網(wǎng)が伝えた。

▽サッカーでさらに人気上昇

「出場(chǎng)すればよく戦い、戦えばよく勝つ」。これは頑強(qiáng)なクロアチア人を描くのにぴったりの表現(xiàn)だ。今回の決勝戦に先立ち、クロアチアは決勝トーナメント1回戦、準(zhǔn)々決勝、準(zhǔn)決勝と、120分に及ぶ延長(zhǎng)戦を3回戦い、フランスよりも1日休みが少ない中3日で決勝戦に臨んだ。W杯の歴史の中で、3回の延長(zhǎng)戦を経て決勝戦に臨んだチームはクロアチアが初めてだ。1990年イタリア大會(huì)の決勝トーナメントでイングランドが延長(zhǎng)戦を3回戦ったが、準(zhǔn)決勝で敗退している。

クロアチアの中國(guó)での人気に貢獻(xiàn)したのは勇猛果敢に善戦したサッカーチームだけでない。米國(guó)のテレビドラマシリーズ「ゲーム?オブ?スローンズ」も、中國(guó)のクロアチア熱を高めていた。

この名作ドラマの中で、架空都市キングズランディングのシーンはクロアチア南部の観光港灣都市ドブロブニクで撮影された。重要な場(chǎng)面で何度も登場(chǎng)し、ドブロブニクはドラマファンが歐州旅行で必ず訪れる聖地になり、中國(guó)のファンも大勢(shì)足を運(yùn)ぶようになった。

中國(guó)外交部の華春瑩報(bào)道官は16日の記者會(huì)見で、「ここ數(shù)日間、クロアチアが世界の注目を集めた。今回のW杯での素晴らしい活躍が、この『地中海の真珠』をさらに輝かせた」と述べた。

また華報(bào)道官は、「現(xiàn)在、中國(guó)とクロアチアの関係は良好で、実務(wù)協(xié)力は喜ばしい成果を上げている。昨年はクロアチアを訪れた中國(guó)人観光客が前年比約60％増加した。旅行シーズンにおける両國(guó)警察の合同巡視プロジェクトが、雙方の観光協(xié)力が急速発展期にさしかかる中で正式にスタートした。中國(guó)はクロアチアと各方面での協(xié)力を強(qiáng)化し、両國(guó)関係が絶えず新たな発展を遂げることを願(yuàn)っている」と述べた。