米通商代表部(USTR)は10日、10%の追加関稅を課す2000億ドル相當の中國製品のリストを公表した。すでに米側(cè)は中國製品500億ドル相當に対して25%の追加関稅を発動している。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は別に3000億ドル相當の中國製品に追加関稅を課すとも脅している。米國は世界貿(mào)易機関(WTO)のルールに反して、これまでの経済の歴史の中で最大規(guī)模の貿(mào)易戦爭を発動した。そして米國の仕掛ける貿(mào)易戦爭に対処するには、次の5つの思考が不可欠だ。(文:賈秀東?中國國際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
■戦略的思考。大勢を見て、大局を謀る必要がある。世界経済史上最大規(guī)模のこの貿(mào)易戦爭はトランプ政権が中國に強要したものであり、意図は多岐にわたるが、その核心的企ては中國の発展空間を狹め、中國の発展過程を遅滯させることだ。トランプ政権の行動と複雑で変化に富む國際情勢を前に、中國は中國の特色ある社會主義制度という最大の優(yōu)位性を十分に発揮し、國內(nèi)と國際の両大局の統(tǒng)合的計畫を堅持し、発展?安全?安定を統(tǒng)合的に計畫し、自らの事を成し遂げることに力を集中する必要がある。
■歴史的思考。まず、中國は近代以來最良の発展期にあり、世界は過去100年なかった大きな流動的狀況にある。両者は同時に交錯し、互いに揺り動かしており、現(xiàn)在及び今後一定期間の対外政策の達成は有利な國際的條件を多く備えている。次に、中國が立ち上がり、豊かになり、強くなっていく歴史的過程において、米國要因は影のようについてきた。過去の中國が米國要因に受動的に対処することが多かったとするなら、現(xiàn)在の中國は新たな中米関係を構(gòu)築し、米國の挑戦に対処する手段と方法が増えてきている。
■弁証法的思考。問題を2つの側(cè)面から見る。中國側(cè)は良い面を伸ばして悪い面を避け、米側(cè)の押しつける圧力を改革深化と開放拡大の原動力に変え、悪い事を良い事に変えることが完全にできる。協(xié)力?ウィンウィンに盡力する中國のパートナーはどんどん増えていく。米側(cè)は多國間ルール、グローバル産業(yè)チェーン、バリューチェーンを破壊するが、中國側(cè)はグローバル?パートナーシップ網(wǎng)の力を借りて、イノベーション精神によって、産業(yè)チェーンとバリューチェーンの配置を適切に調(diào)整し、新たな経済貿(mào)易環(huán)境を形成することができる。
■「譲れぬ一線」思考。自らの原則と譲れぬ一線を堅守する必要がある。トランプ政権は予測不能性によって相手國が思考を読めず、バランスを失うようにすることで、自らが優(yōu)位に立とうと企てている。われわれは、トランプ政権の思い通りになるわけには斷じていかない。中國側(cè)は改革開放という自らの既定のロードマップとペースを揺るがず堅持する。
■システム思考。米國の仕掛ける貿(mào)易戦爭への対処は複雑かつシステマティックであり、中米両國関係に関わると同時に、世界の各主要エコノミーにも影響を及ぼす。貿(mào)易分野の攻防戦だが、これに限定されず、経済?貿(mào)易の爭いであると同時に、世界観、ルール観、協(xié)力観の爭いでもある。最近中國側(cè)が続々と打ち出した一連の措置を見ると、中國はトップレベルデザインを強化し、各當局、各業(yè)界、各分野の対內(nèi)?対外的な協(xié)同及び協(xié)調(diào)を示している。中國側(cè)は貿(mào)易戦爭にシステマティックに対処し、改革開放を堅持し、自由貿(mào)易と多國間主義を堅守する。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月12日
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