橫斷システムの表示を見て道路を渡る歩行者。(資料寫真)
「スマホを見ていたのだが、急に地面に赤信號が燈り、驚いてすぐにスマホをしまった」。江蘇省から來た徐さんはこのほど、出張で上海市を訪れた。會議が終わって夜になると、外灘を散策しようと南京東路に入った。時おりスマホを見ていたが、中山東一路の交差點で、橫斷歩道から注意を促された。人民日報が伝えた。
南京東路と中山東一路のT字路には3本の橫斷歩道がある。夜間の人混みの中には、徐さんのようにスマホを見てうつむいている人が多い。しかし彼らはこの橫斷歩道を渡り、いつものように下を向くと、橫斷歩道が自分たちに向かって「信號」を點滅させていることに気づく。
その秘密は、白線と白線の間に設(shè)置された光るレンガだ。これは上海市の警察當局がこのほど導入した、歩行者に注意を促すシステムの路上発光裝置の一つだ。レンガは特殊材料で作られており、LED光源で発光し、発光しない時は灰色だ。このレンガの他に、橫斷歩道の発光帯と自動車停車線の発光帯がある。
歩行者の信號が赤になると、橫斷歩道のLED発光レンガも赤く光る。さらにこれとセットになる橫斷歩道の発光帯も赤く光り、通行禁止を示す。自動車の停車線の発光帯は緑色の光を放ち、通行可能であることを示す。これは従來の自動車用信號を補完する。
「外灘は非常に人が密集する。特にこの交差點では、多くの歩行者が信號をまったく見ようとしない」。黃浦交通警察支隊第一大隊の黃俊巡査部長は、この「外灘隨一の歩哨所」と呼ばれる交差點で5年近く勤務(wù)している。彼によると、新たに設(shè)置された路上発光システムは複雑そうに見えるが、外灘のような多くの人が殺到する場所では効果が高いという。
路上発光裝置のほか、この橫斷歩道注意喚起システムには歩行者を見張るポールが立っている。歩行者の動畫のモニタリング、動的投影、一定方向への音聲拡大といった多種類の機能があり、精密な管理の実現(xiàn)を目指している。同システムは試験段階だが、外灘や青浦國家會展センター周辺など10カ所の交差點に設(shè)置され、重點エリアの交通の混雑を大幅に緩和している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月23日
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