ある人の顔を鮮明に覚えているはいるものの、その人の名前がどうしても出てこない。誰もが、このような狀況に陥った経験があることだろう。他人がどんな顔つきであったかを覚えていることは、名前を記憶するよりずっと簡単である場合が多い。だが、英國の學術(shù)誌「Quarterly Journal of Experimental Psychology」に発表された研究報告によると、人の名前を記憶することは、顔を記憶するより簡単であるという。中國日報網(wǎng)が伝えた。
14日付英デイリー?メール紙の報道によると、研究チームは実験ボランティア24人に対し、見知らぬ人40人の寫真を見せ、これら40人に無作為に名前を付けた。正式な実験をスタートさせる前に、被験者には彼らの名前と顔を記憶するための時間が與えられた。その結(jié)果、被験者は人名の85%を記憶することができたが、顔について記憶できたのは73%にとどまった。
名前の方が簡単に覚えられる理由は、名前を記憶する方法の方が多いことによるとみられる。顔を覚える場合、視覚のみに頼って識別?記憶を行うしかない。一方、名前を覚える時には、聲に出す、あるいは書くなどの方法があり、覚える人は、視覚と聴覚両方で、識別?記憶作業(yè)を行える。人々が有名人を見かけたとき、彼らの名前を正確に覚えている割合は、顔より高い。
英オックスフォード大學心理學科のRob Jenkins博士は、「研究報告では、他人の名前に対する人の記憶力はあまり良いとは言えないが、顔に対する記憶力はより劣っているとされている。この結(jié)果について驚きを覚える人は多いだろう。というのも、この結(jié)果は、私たちの直感的な認識と矛盾しているからだ。実際には、過去の生活経験から、我々の脳の思考形式に誤解が生まれていたのだ」と指摘した。
だが、年齢を重ねるにつれ、多くの人々にとって、他人の名前を記憶することがますます難しくなる。このため、一部の中年の人は、知り合いに偶然會った時に、相手の名前がすぐに出て來ず、バツの悪い思いをすることになる。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年11月16日
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