ロボットが人のように柔軟な両手を手にすれば、より細やかなサービスの提供が可能になる。中國科學技術大學は11日、自主開発した次世代「ロボットフレキシブルハンド」を発表した。會場のデモンストレーションでは紙や磁器の茶碗、豆腐、ケーキなどをつかむことに成功した。情報によると、これは科學研究者が既成概念を破り、形成した「剛柔合一」新技術で、コストを1000元(約1萬6480円)以下に抑え、一般の人々の暮らしの中へと進出を加速する見通しだ。新華網(wǎng)が伝えた。
「ロボットハンド」の學名は、ロボット末端ホルダー。これはロボットが細やかなサービスを提供し、スマート製造に関わるための重要部分の一つだ。例えば家事ロボットは生活における形?サイズ?表面の特性が異なる物をつかむ必要があるが、現(xiàn)在主流になっている製品ではこの需要を満たし難い。一方で高級な輸入製となると、非常に高額であり、一般への普及の妨げになっている。
このロボットハンドは會場のデモンストレーションで、薄い紙や滑りやすい磁器の茶碗、柔らかい豆腐、ふわふわしたケーキといった形狀やサイズを自主的に判斷し、正確かつ安定的につかみ、置くことに見事成功した。
中國科學技術大學ロボット実験室主任の陳小平教授によると、新技術によりロボットハンドのコストを大幅に削減でき、量産化後は1000元以下に抑えられるとした。まずは同校が開発するスマート家事ロボット「可佳」に搭載されるとしており、ほかにも介護サービスや商業(yè)物流などの各分野での応用が期待されている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年12月13日
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