中國の改革開放が成功を収めた最大の原因は、中國共産黨が中國國民を指導(dǎo)して思想を解放し、実事求是で、時代の流れについていき、全てにおいて現(xiàn)実に基づき、平和で安定した環(huán)境を創(chuàng)造し、一意専心に建設(shè)と発展を図ったことにある。（文：加藤青延?武蔵野大學(xué)教授、元NHK記者。人民日報掲載）

1978年4月、大學(xué)の中國語學(xué)部を卒業(yè)した後に私はNHKに入局した。同年12月、中國共産黨の第11期中央委員會第3回全體會議が北京で開かれた。中國語の分かる記者である私は、なおさらに奮い立つのを感じた。

1986年、私は初めて中國を訪れた。北京市中心部に著くや、私は街の至る所を通り抜ける自転車の「大軍」に驚かされた。速いスピードで走る自転車の1臺1臺に、中國経済の活力とエネルギーを感じた。その後、NHKの記者として3回、計10年北京に駐在した。最近も私は頻繁に中國を訪問している。それでも私は中國の発展のスピードに今でも驚きを覚える。日本では10年かけてようやく起きる変化が、中國の各大都市では1～2年で実現(xiàn)できる。

改革開放は中國の見出した正しい発展路線であり、中國國民に幸せで素晴らしい生活をもたらした。中國の人々は購買力が高まるに伴い、移動手段が自転車からタクシーや自家用車に変わった。若者の通信手段もポケベルから攜帯電話、さらにスマートフォンへと変わった。日常のショッピングも交通や飲食も、スマートフォン上で少し指を動かすだけで完結(jié)する。改革開放によって中國は世界第2の経済大國となり、數(shù)億人の貧困脫卻を?qū)g現(xiàn)した。今や多くの中國人が日本を観光に訪れ、日本経済にも新たな活力をもたらしている。

中國の改革開放が多大な成果を収めた原因に、多くの人は大変興味を抱いている。私は中國の改革開放が成功を収めた最大の原因は、中國共産黨が中國國民を指導(dǎo)して思想を解放し、実事求是で、時代の流れについていき、全てにおいて現(xiàn)実に基づき、平和で安定した環(huán)境を創(chuàng)造し、一意専心に建設(shè)と発展を図ったことにあると考える。

各國の國情は異なるため、私は全ての途上國が同一の発展モデルを採用するべきだとは考えない。だが、実事求是で全てにおいて現(xiàn)実に基づく中國のやり方は學(xué)ぶ価値があり、各國ともに自國の國情に基づき、自らに適した発展の道を探るべきだと思う。

中國の改革開放は世界全體の発展を大きく後押しする役割を果した。1997年のアジア通貨危機の時も、2008年の世界金融危機の時も、中國は「最後の防波堤」として、世界経済の崩壊を阻止するために極めて重要な役割を果した。國際社會を見渡すと、近年様々な予測できない「ブラック?スワン」「灰色のサイ」的出來事が次々と生じている。だからこそ、國際社會は中國が平和で安定した大國として引き続き世界に対して重要な役割を発揮することを望んでいる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月18日