ヨーグルトにチーズ、東坡肉(豚の角煮)など浙江大學(xué)でこのほど開講されたグルメをテーマとする「食いしん坊講座」が、最近ネットで話題となっている。この斬新なカリキュラムに「癖になりそう」と稱賛する學(xué)生も少なくない。人民日?qǐng)?bào)海外版が報(bào)じた。
各大學(xué)の教員たちは、ここ數(shù)年、カリキュラムの楽しさと実用性を向上させようと様々な工夫を凝らした講座を數(shù)多く開講している。山東大學(xué)の教員は、モバイルゲームを使った歴史上の人物を分析するネットゲームの授業(yè)を開設(shè)し、架空の人物と歴史上の人物を分別し、分析することで、わかりにくい歴史の知識(shí)を身近でわかりやすい討論のテーマにすることに成功している。また、華中師範(fàn)大學(xué)の教授は、「湖北の標(biāo)準(zhǔn)語」で授業(yè)を展開し、そのユーモアと面白みに溢れる言葉で、中國の古典詩詞に分かりやすい解説するという工夫を凝らしている。
これらはいずれも、高等教育(大學(xué)レベル)段階での有意義な革新的試みといえる。気軽で楽しいムードは學(xué)生たちの學(xué)習(xí)意欲や思考する楽しさを刺激している。しかし、こうしたネットで人気を集めるカリキュラムの背後に存在する問題も、注目すべきだ。まず、大學(xué)教育がネットで人気を集める方向性で展開されていくと、世間からより高く注目されることにはなるが、同時(shí)に、授業(yè)そのものが備えるべき奧深い內(nèi)容が失われてしまうことになる。また、一部の大學(xué)生は、こうしたネットでの人気といううわべだけに惹かれて、良く考えずに講座を選択してしまい、學(xué)問を収めるという本分を二の次にしてしまう可能性もある。
いつの時(shí)代も教育とは、総合的かつ系統(tǒng)的な積み上げであり、各方面の積極性と創(chuàng)造性が十分に機(jī)能し合ってはじめて、ネットで人気を集め、しかも聴講するに足るカリキュラムになると言えるだろう。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年3月4日