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AI時(shí)代の外國(guó)語(yǔ)教育 その苦悩と模索(七)

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2019年03月13日10:36

人民網(wǎng)ではこのほど、「AI時(shí)代の外國(guó)語(yǔ)教育 その苦悩と模索」をテーマとする小野寺健氏による連載をスタート。小野寺健氏は特定非営利活動(dòng)法人日中友好市民倶楽部の理事長(zhǎng)を務(wù)めるほか、長(zhǎng)年にわたり數(shù)多くの中國(guó)の大學(xué)で日本に関する教育指導(dǎo)を行い、「淮安市5.1労働栄譽(yù)賞」や「第二回野村AWARD」、「中國(guó)日語(yǔ)教育特別感謝賞」などを受賞しているほか、人民日?qǐng)?bào)海外版では「中日友好民間大使」として紹介されている。

第七章 社會(huì)の求める人材像

専門學(xué)校と大學(xué)教育の違いは、専門學(xué)校が技術(shù)の習(xí)得により、即戦力の高い人材育成を目指しているのに対して、大學(xué)教育に於いては、人格と能力のバランスを取りながら、専門性の高い人材を育成することにある。ただ日本語(yǔ)を?qū)煿イ筏郡长趣?、専門性の範(fàn)疇に該當(dāng)するのかという疑問(wèn)が提起されているように、ここに外國(guó)語(yǔ)教育の苦悩が、凝縮されているといえる。

そこで、複合的人材の育成が唱えられ、日本語(yǔ)+経済學(xué)或いは日本語(yǔ)+法律學(xué)等が考えられているが、この図式では、経済學(xué)+外國(guó)語(yǔ)或いは法律學(xué)+外國(guó)語(yǔ)の學(xué)生には、太刀打ち出來(lái)ず、混迷の度合いを更に深めている。

そして、これを裏付ける様に、三井物産は北京大學(xué)法學(xué)部とインターンシップ協(xié)定を結(jié)び、伊藤忠商事は社內(nèi)の會(huì)議を、中國(guó)語(yǔ)で行なうといった取り組みをしている。

このように日本語(yǔ)學(xué)習(xí)を通じて、問(wèn)題処理能力の高い社會(huì)の進(jìn)化に対応したフレキシブルな學(xué)生の育成が求められているが、これについては、演習(xí)とゼミの活用が一つの解決策と考えられており、拡大志向を続けた學(xué)科構(gòu)成と規(guī)模を縮小して、量から質(zhì)への転換が、必要であると考える。

また、厳しい受験戦爭(zhēng)を経て入學(xué)した學(xué)生は、自己の経験と學(xué)んだことに制約され、成績(jī)第一主義の「點(diǎn)取り蟲」が跋扈しているが、IQよりは心のEQが、成功要因との學(xué)説もあるので、部活や社會(huì)貢獻(xiàn)活動(dòng)を通じて、優(yōu)しさと人格の陶冶を行うことは、學(xué)問(wèn)以前の大事な試みであるといえよう。

面接に訪れた清華大學(xué)の女子學(xué)生は、日系企業(yè)の面接に參加すると実務(wù)経験の有無(wú)を質(zhì)問(wèn)されるので困惑するとしていたが、企業(yè)は大學(xué)名や大學(xué)時(shí)の成績(jī)よりも、即戦力としての資質(zhì)と問(wèn)題処理能力の高さを求めており、大半の學(xué)生が、就職を希望する現(xiàn)実を鑑みれば、演習(xí)や卒論作成を通じて、自分の頭で論理的に物事を考える習(xí)慣と、未知の問(wèn)題に対して、自己の學(xué)びと智慧を結(jié)集して、問(wèn)題解決に取り組む積極的な姿勢(shì)を、訓(xùn)練することが求められる。

そして更に重要なのが、新たな価値を産み出す獨(dú)創(chuàng)的な視點(diǎn)の陶冶だ。これには、一見(jiàn)無(wú)駄と思える美術(shù)?音楽?文學(xué)などの蕓術(shù)に觸れ、豊かな感性とセンスを磨くことも大切だといえる。

「この世に於いて、畫期的なことをするためには、周知の通り、二つのことが肝要だ。第一に頭が良いこと、第二に大きな遺産を受け継ぐことだ」というゲーテの言葉にあるように、若い時(shí)に、全精力を傾けて、文學(xué)?歴史?哲學(xué)の中から、自己の嗜好に合う一流の著作(古典)に取り組めば、盡きることのない遺産(叡智)を獲得出來(lái)るので、學(xué)ぶ対象を絞り込んで、後顧の憂いを斷つ勇気が必要だ。

孔子も同様に、「これを知る者はこれを好む者には及ばない。これを好む者はこれを楽しむ者には及ばない」としており、好きなことを見(jiàn)つけて、楽しく學(xué)ぶことが、大きな成果をもたらすといえるだろう。

賃金上昇が生産性向上に結(jié)び付かない製造業(yè)は、東南アジアへと軸足を移し、商社と金融?証券は、AIを使いこなして、新たな価値を産み出す人材を求めているため、怒濤の如く押し寄せるAI時(shí)代の到來(lái)は、更にこれらの傾向に、拍車をかけるのではないだろうか。 

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年3月13日

第六章はこちら→

  

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