端午節(jié)(端午の節(jié)句、今年は6月7日)が近づき、ちまきの販売がピークを迎えている。端午節(jié)にちまきを作るのは中國の民間に伝わる伝統(tǒng)習(xí)慣だ。近年、市場には干しブドウやナツメ、豚肉、牛肉などユニークな具を入れた多種多様なちまきが出回っている。「ちまきは甘くあるべきか、それともしょっぱくあるべきか」についての論爭も、よく中國南方地域と北方地域のネットユーザーの間に巻き起こっている。今年、こういった論爭に新しいメンバーが加わった。それは山西省が打ち出した「老陳?。ㄊ斐甚。╋L(fēng)味」の「酸っぱい」ちまきだ。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
「老陳酢風(fēng)味」のちまきには、3年間熟成させた酸度6度の熟成酢に半月ほど漬けたナツメが入っている。伝統(tǒng)的な作り方で包んでから約3時(shí)間煮込んだ後、ようやく「老陳酢風(fēng)味」のちまきが出來上がる。
製造元のスタッフによると、山西省の人々はお酢を好むため、今年はお酢に漬けたナツメ入りのちまきを打ち出してみようと考えたのだという。このようにして作られたちまきにはお酢の酸っぱさもナツメの甘さもあり、またもち米の美味しさもよりいっそう引き立っている。
老陳酢風(fēng)味のちまきを味わったある顧客は、「お酢に漬けたナツメは普通のナツメと異なり、酸っぱくて甘く、もち米もとてもおいしい。家族みんな大好きで、すでに何回も買った」と語った。
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月6日