アップルがスマホ分野でリーディングカンパニーになれたのは、スピードゆえではなく、そのイノベーションにある。
現狀を眺めると、5Gネットワークと既存の4Gネットワークとで端末の機能にそれほど大きな違いはなく、5Gは4Gより速度が數倍速くなるだけのことだ。そのため、業(yè)界には、4Gがより多く提供するのはネットワークの相互接続性、5Gが提供するのはネットワークのプラットフォームという見方が広がる。しかし端末メーカーもアプリケーション開発企業(yè)も、5Gの高速ネットワークプラットフォームを十分に利用した攜帯向けアプリをまだ打ち出せていない?,F在の市場に最も欠けているのは5G端末ではなく、5Gネットワークに適応したキラーアプリだといえる。
よって5Gネットワークが未成熟で、5Gチップの開発が遅れているという主観的條件、客観的條件の制約の中、アップルはこれまでの経験を踏まえ、5Gベースバンドチップの開発を強化するだけでなく、正真正銘の5G端末向けアプリケーションを開発し、5Gの革新的優(yōu)位性を発揮するにはどうしたらよいかということをより深く考えている。
一方で、アップルが目下の5G端末爭奪戦を見過ごすこともあり得ないとみられる。報道によれば、アップルは17年にすでに5G機能(プレ5G)に対応したiPhone(アイフォーン)の試作機を打ち出す準備を始めていた?,F在の狀況から考えて、アップルのプレ5G端末は5Gネットワークが十分に成熟していない中で行ったテストだったといえる。
筆者の見方では、5G端末の発売の遅れはアップルの発展に一定の影響は與えるが、「始発列車」に乗り遅れても、致命的な打撃にはならない。アップルは5G時代にも革命的な攜帯アプリを生み出して、非常に大きな成功を収めることができるだろう。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月10日