中國國家統(tǒng)計局がこのほど発表したデータによると、今年上半期の中國の國內(nèi)総生産(GDP)は45兆933億元(1元は約15.7円)で、前年同期比6.3%成長し、経済運営は引き続き合理的な範(fàn)囲を維持し、全體的に安定し、安定の中で成長する流れを維持した。國務(wù)院発展研究センターがこのほど行った座談會で、専門家が中國経済の発展情勢について踏み込んだ分析を行った?!附U済日報」が伝えた。
同センター市場経済研究部の王微部長は上半期経済運営の特徴を概括して、「『安定』は速度における安定、『成長』は質(zhì)向上における成長だ」と述べた。
年初以來、中國経済発展の內(nèi)部環(huán)境にも外部環(huán)境にも多くの変化が生じ、経済には大きな下方圧力がかかった。王氏は、「黨中央と國務(wù)院は一連の柔軟で適切な逆周期の調(diào)整政策を相次いで打ち出しただけでなく、改革?イノベーションの促進をより重視し、開放を深化させ、ビジネス環(huán)境の改善を加速するなどの措置を通じて、市場主體の活力を絶えず活性化し、経済の內(nèi)生的原動力を絶えず発揮させた。中國経済は6.3%の成長レベルを維持し、世界経済の安定発展のために非常に大きな支えを提供した?!喊捕ā护纤俣趣摔堡氚捕à扦ⅳ?、中國経済発展の強靱さを十分に映し出した」と述べた。
上半期GDPが6.3%の成長率を達成したことを基礎(chǔ)として、中國の経済運営と経済発展の質(zhì)は引き続き改善?向上の勢いを示した。王氏は、「『成長』は質(zhì)の向上における成長であり、経済発展の質(zhì)は持続的に向上している。こうした成果は主に経済構(gòu)造調(diào)整が持続的に推進され、イノベーションが駆動する発展の歩みが加速を続け、改革開放の深化が発展環(huán)境のますますの好転を促進していることに體現(xiàn)されている」と述べた。
統(tǒng)計によると、消費は引き続き経済の安定成長を牽引する重要な原動力だ。上半期の全國の一人あたり平均支出は1萬330元に上り、名目で前年同期比7.5%増加し、物価要因を考慮した実質(zhì)では同5.2%増加した。農(nóng)村部の一人あたり平均支出の増加率は都市部を上回った。消費構(gòu)造が絶えず最適化されバージョンアップし、個人の消費支出に占めるサービス消費の割合は49.4%になった。
王氏は、「都市部?農(nóng)村部住民の消費は規(guī)模が拡大しただけでなく、より重要なのは構(gòu)造がバージョンアップしたことだ。消費ニーズは安定成長を維持し、5年続けて中國経済を牽引する1番の原動力となった。上半期の消費の伸びのGDPの成長率に対する寄與度は60.1%に達し、経済の安定を促進する主要な基礎(chǔ)となった」と述べた。
同センターマクロ経済研究部の陳昌盛部長は、「上半期の経済運営の特徴は、『難しさの中で安定を守った』ことだ?!喊捕ā护膝蕙碚{(diào)整の目標(biāo)に體現(xiàn)され、成長、物価、雇用、國際収支などがすべて相対的に合理的な範(fàn)囲にとどまった」と述べた。
陳氏は、「今年は各種政策が力を発揮するのが早く、効果もはっきりしており、特に減稅?費用削減政策が実施されて、企業(yè)と市場の信頼感を効果的に高めた。當(dāng)センターのアンケート調(diào)査では、小規(guī)模?零細企業(yè)2萬社の平均稅額は13.5%低下し、大規(guī)模?中規(guī)模企業(yè)5千社の93.1%が『稅負(fù)擔(dān)が目立って減少した』との見方を示した」と紹介した。
統(tǒng)計によれば、上半期の全國の固定資産投資は29兆9100億元に上り、同5.8%成長した。民間投資の成長率は安定回復(fù)し、インフラや國民生活など不足がある分野への投資が安定的に成長し、製造業(yè)のモデル転換?バージョンアップへの投資やハイテクなどの新たな原動力への投資が引き続き力を発揮した。
同センター産業(yè)経済研究部の許召元研究員は、「今年は投資が底を打って落ち著きをみせる傾向がより顕在化し、製造業(yè)への投資は、上半期に2ヶ月連続で上昇傾向をみせ、決して容易ではない成果を上げた。ここから経済に対する企業(yè)の信頼感が徐々に回復(fù)していることがわかる」と述べた。
また許氏は、「下半期には、減稅?費用削減の効果が持続的に現(xiàn)れ、ビジネス環(huán)境の最適化が進んだことにともない、今後の製造業(yè)の投資とインフラ投資は安定した回復(fù)傾向を維持することが予想される」とした。
王氏は、「下半期は、引き続き複雑で変化の多い國內(nèi)外の情勢に直面する。供給を増やし、製品の品質(zhì)を向上させ、産業(yè)構(gòu)造の調(diào)整を促進しなければならない。イノベーションを促し、イノベーション要素の投入と技術(shù)改良資金の支援を強化しなければならない。改革を推進し、対外開放の深化と要素市場のシステム改革の加速に力を入れ、高い品質(zhì)の発展に向けた內(nèi)生的原動力をよりよく喚起しなければならない」と述べた。
陳氏は、「中國経済は引き続き國內(nèi)外の需要の減少、グローバル経済の下方周期の継続といった困難に直面するとみられるが、逆周期の調(diào)整を堅持して力を緩めず、供給側(cè)の構(gòu)造改革を堅持してゆるがせにせず、総需要の安定とミクロ主體の活力の発揮とをうまく結(jié)びつければ、経済の下方圧力に耐えることができ、通年の経済成長の目標(biāo)を達成することができる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年7月22日