6日23時(shí)59分56秒、北京の西郊外にある中國(guó)石油化工集団（中國(guó)石化）燕山石化公司の生産エリアでは、巨大なメルトブロー用ヘッドから切れ目なく白い繊維が噴射されたかと思うと、瞬く間に凝結(jié)して真っ白な不織布になった。600人以上の作業(yè)員が12日間晝夜兼行で奮闘した結(jié)果、中國(guó)石化と中國(guó)恒天集団が協(xié)力して建設(shè)した燕山石化のメルトブロー不織布生産ラインは稼働に成功し、基準(zhǔn)を満たした製品を生産できるようになった。求是網(wǎng)が伝えた。

メルトブロー不織布はマスク生産の重要な原材料で、ここ最近は市場(chǎng)ニーズが旺盛だ。國(guó)務(wù)院國(guó)有資産監(jiān)督管理委員會(huì)醫(yī)療物資特定プロジェクトチームの情報(bào)によれば、6日24時(shí)現(xiàn)在、同日の中央企業(yè)（中央政府直屬の國(guó)有企業(yè)）のメルトブロー不織布生産量は約26トンに達(dá)した。新たな生産ラインが建設(shè)され稼働するにつれ、メルトブロー不織布は今後1週間で生産量が大幅に増加し、需給のアンバランスを大幅に解消するとみられる。國(guó)資委と中央企業(yè)は今後も醫(yī)療用マスクの生産原材料など醫(yī)療物資の供給の保障に大いに力を入れるとしている。

メルトブロー不織布は醫(yī)療用マスクの中間フィルターであり、高いフィルター性能、除去性能、保溫性能、吸著性能を備え、醫(yī)療用マスクの「心臓部」と呼ばれる重要な原材料の一つだ。中國(guó)機(jī)械工業(yè)集団の傘下企業(yè)である恒天集団恒天嘉華不織布有限公司は春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）の2日目にあたる1月26日に全面的に生産を再開し、世界トップレベルの不織布生産ライン5本の迅速な生産転換と生産能力拡大を進(jìn)め、マスクのフィルター層の不織布や中間層を包む內(nèi)側(cè)と外側(cè)の不織布などを生産すると同時(shí)に、マスク生産ラインも迅速に展開して、今では1日あたりの生産能力は110萬(wàn)枚に達(dá)する。

2月20日から、恒天嘉華は生産能力に損失が出るのもいとわず、緊急の生産転換を行ってメルトブロー不織布フィルター材料の生産に切り替え、今ではBFE95規(guī)格及びそれ以上高性能マスク用フィルターを1日に約21トン生産し、醫(yī)療用マスク約2100萬(wàn)枚を生産し、國(guó)內(nèi)のトップクラスとなった。2月初めから3月6日までの間に生産したメルトブロー不織布は、累計(jì)609.1トンに上る。

これまでマスクの原材料そのものとは基本的に「無(wú)関係」だった中國(guó)石化も、メルトブロー不織布生産に名乗りを上げた。中國(guó)國(guó)內(nèi)で最大の醫(yī)療衛(wèi)生原料サプライヤーである中國(guó)石化は、マスク産業(yè)チェーンの中で最も川上に位置するポリプロピレンの生産者であり、川中のメルトブロー不織布の価格を安定させ川下のマスク製品の供給を保障するため、國(guó)資委の生産急速拡大の要請(qǐng)を踏まえ、メルトブロー不織布原材料、メルトブロー不織布、マスクの生産に全面的に踏み切ると決定し、マスク生産の全産業(yè)チェーンを構(gòu)築することにした。