インスタント麺「タニシ麺」3480袋が11日、広西壯(チワン)族自治區(qū)柳州市の得華食品有限公司から出荷され、4-5日後にはシンガポールに到著し、現(xiàn)地の人々の食卓に上る。タニシ麺の今年初めての海外注文になる。中國新聞社が伝えた。
タニシ麺は広西壯(チワン)族自治區(qū)柳州市名物の特色ある軽食で、スープがタニシから取ったものであることからこの名前が付いた。最近は中國や海外の大勢の「食いしん坊」たちに歓迎され、ネットで人気の軽食となり、売り上げも年々増加している。2019年には袋入り商品の売上高が60億元(約891億円)を突破し、遠(yuǎn)く米國やカナダなどの國?地域にも輸出されるようになった。
新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、家にこもる人が増え、インスタント食品の売り上げが爆発的に増加し、包裝済みタニシ麺も例外ではないという。春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)以來、包裝済みタニシ麺市場は供給が需要に追いつかない狀態(tài)が続き、一日も早い出荷を待ち望む人が増えて、ここ1ヶ月ほどはタニシ麺の出荷に関する話題がSNSの検索ランキング上位にたびたび登場するようになった。
同社市場部の顔晶晶マネージャーによると、「現(xiàn)在、中國國內(nèi)の販売量は爆発的な増加傾向が続いており、當(dāng)社は毎日約10萬袋を生産しているが、4月末まで予約はいっぱいで、海外からの注文を受けるのをためらう狀況だ。しかし海外のネットユーザーからの『海外にいる同胞のニーズへのご配慮をお願(yuàn)いします』といったメッセージを見て、最終的に商品の一部を海外市場に回すことを決めた」という。
同社が受けた海外からの注文はこれだけというわけではない。顔さんは、「3月末に2ロット、4萬袋近くを米國に輸出する予定で、ほかにも交渉中の海外からの引き合いがたくさんある」と明かした。
柳州稅関職員の呉春蘭さんの話では、「現(xiàn)在、柳州稅関が食品輸出登録を管理するタニシ麺メーカー17社がすべて生産を再開しており、平均再開率は80%に上る。輸出登録を終えた複數(shù)のメーカーが海外からの注文を受けている」という。
17年に米國市場の開拓に乗り出した柳州市螺狀元食品有限公司も、現(xiàn)在海外からの注文を多く抱える。劉清石會長は、「當(dāng)社が受けた注文は米國とカナダからのもので、合計(jì)約5萬袋。ただ今は出荷のめどが立たない。當(dāng)社は毎日タニシ麺10萬袋を生産しているが、中國國內(nèi)での予約は5月中旬までいっぱいだ」と話した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年3月12日