通常時は北京分公司だけでも月に500人前後の求職者とキャリア面談を?qū)g施しているが、新型コロナウイルス発生前は、基本的に対面形式による面談だったという。そのため対面形式での面談実施が難しくなっている現(xiàn)在は、ほぼ全てオンラインでのビデオ面接に切り替えている。當初は面談の質(zhì)に関する懸念もあったそうだが、実際に切り替えてみると、互いの顔をはっきりと確認しながらコミュニケーションがとれるため特に問題は感じていないという。小林さんは、「むしろ効率的に面談を組むことができるようになり、通常時より多くの求職者との面談を可能にしている」とそのメリットを指摘する。

また春節(jié)後から人事労務(wù)に関する企業(yè)からの問い合わせが數(shù)多くあったたため、関連當局からの通達や政策を適宜配信して対応する一方で、各社での運用事例については春節(jié)期間中から現(xiàn)在実施中のものも含めて4回、全國の企業(yè)向けに関連のアンケートを?qū)g施し、実際に他社がどのように運用に移しているか、また人事労務(wù)の視點からどのような點に注意すべきかを含めて情報を展開するよう心掛けているとした。

オンライン面接をする小林さん（寫真提供?小林さん）

オンライン面接への意向が顕著に

インテリジェンスだけでなく、一般の企業(yè)でもオンライン面接への意向が顕著になっているとする小林さん。これまで日系企業(yè)の場合、ほぼ100％対面形式で面接を?qū)g施していたというが、直近でインテリジェンスが実施した在中國の日系企業(yè)を?qū)澫螭趣筏骏ⅴ螗暴`ト結(jié)果によると、現(xiàn)在1次面接をオンライン形式で実施していると回答した企業(yè)は全體の約27％に。小林さんは、「これは依然ほぼ対面形式だった実情を考えると大きな変化だ」とした。一方で中國系企業(yè)や歐米企業(yè)では感染狀況が生じた直後からいち早くオンライン形式で面接を?qū)g施し、対面面接をしないで內(nèi)定まで出してしまうという動きがあり、小林さんは、「日系企業(yè)も素早く狀況に適した打ち手を出せなければ優(yōu)秀な人材確保が今後難しくなってくる」と懸念している。

中國國內(nèi)ビジネスは回復(fù)の兆し

「現(xiàn)狀、人やモノの往來は困難な狀況が継続しているが、すでに中國國內(nèi)ビジネスに関しては回復(fù)の兆しを感じている」とする小林さんは、上述したアンケートでも、「感染狀況が人材求人募集に與える影響」について全體の約65％の企業(yè)が「影響がない」と回答したことをその例に挙げているほか、日々の業(yè)務(wù)でもそれは感じているとし、実際多くの企業(yè)から積極的に採用活動を展開する依頼を受けているという。

人と人との物理的距離は遠ざけられたが、精神的な繋がりは強まる

感染予防?抑制期間中、普段は頻繁に連絡(luò)していなかった人からかけられる溫かい言葉や、業(yè)態(tài)や取引関係を超えて北京にいる多くの人たちと情報交換する機會が増えたことが、小林さんにとってとても勵みになっているといい、「人と人との物理的距離は遠ざけられたが、それ以上に精神的な繋がりが強いものになっていると日々感じている」とした。

そして、現(xiàn)地に殘っていたからこそ伝えられることを大切にして、外部に発信するように心がけているとし、先日も日本向けのウェビナー（WEB SEMINAR）で登壇する機會を得て、「中國における事態(tài)の推移とともに実際現(xiàn)地で起こっていることや日本では報道されていないことを伝えることができ、參考にしてもらえたと思う」とした。

小林さんから中國の皆さんへの応援メッセージ

まず今回の新型コロナウイルスで犠牲になられた全ての方のご冥福をお祈り申し上げます。また中國各地の最前線で仕事をされている醫(yī)療関係者の皆様には心より御禮を申し上げたいです。想像を超える事態(tài)となり影響も甚大です。しかし今回の件を通して、中國の感染防止のための決斷の早さ、IT技術(shù)の発展の凄まじさ、そして中國で生きる全ての皆様のバイタリティーと底力を痛感しました。一刻も早い事態(tài)の収束を願います。中國加油！世界加油！（文?玄番登史江）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年3月26日