熱乾麺が並べられた無人屋臺(tái)（寫真著作権は東方ICが所有のため転載禁止）。

このほど封鎖が解除された湖北省武漢市の武漢鉄道駅付近では、思わず心が溫かくなるシーンが展開されている。ある工場(chǎng)のオーナーが道行く人々に1千人分の熱乾麺を無料で提供する無人コーナーを設(shè)けたのだ。

この無人コーナーには、1千人分の熱乾麺がきちんと並べられており、「武漢への支援、ありがとうございました。武漢を離れる前に、ご家族へのお土産に熱乾麺を忘れずにお持ち下さい」というメッセージが記されている。

スーツケースを手に歩いていた旅客の李さんは、この無人コーナーに目を留め、書かれたメッセージを読み、無料で熱乾麺を提供する「思いやりコーナー」であることを知ると、「熱乾麺を持って武漢を離れる心中には、言葉では言い表せないある種の感動(dòng)がある」と話した。李さんは、1人前の熱乾麺を手に取り、メッセージが書かれたメモ帳に、「頑張れ、武漢！今度は家族と一緒に遊びに來ます！」と書き添えた。

この「思いやりコーナー」の主は、武漢にある熱乾麺工場(chǎng)のオーナー。オーナーは、「うちの工場(chǎng)はそれほど大きくなく、1日の生産量も限られているため、準(zhǔn)備できる熱乾麺の量もたかが知れており、ほんの気持ちだけに過ぎない。ただ鉄道駅に向かう旅客や近くの清掃作業(yè)に攜わる清掃員、だれでも無料で持って行ってほしい」と話した。

「熱乾麺が再び目覚めることができたことに、私たちもありがとうと言いたい。全國(guó)の人々に1日も早く熱乾麺を味わってもらえるよう、工場(chǎng)は生産を拡大し、従業(yè)員も超過勤務(wù)を買って出て頑張っている。実際に設(shè)置した『思いやりコーナー』のほか、全國(guó)のネットユーザーにも、淘寶網(wǎng)を通じて熱乾麺を特別価格で味わってもらっている」とオーナーは続けた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月13日