福建省■田▲洲島(■は草かんむりに甫、▲はさんずいに眉)が起源の海の女神を祀る「媽祖」信仰は、世界遺産に登録されている。これは中國で初めてとなる信仰系世界遺産だ?!笅屪婕馈工扦稀⒐┪铯趣筏皮筏螭臣?xì)工100種類以上が奉納され、それが祭りの最大の見せ場となり、見る人を感服させる。特に圧巻なのは114種類の魚介類で、その名前全てを言える人はほとんどいないだろう。中國新聞社が報(bào)じた。
「媽祖」の故郷である福建省■田▲洲島では、魚介類のしんこ細(xì)工を作る職人は「捏海人」と呼ばれている。島で尊敬を集める醫(yī)者である黃亜棋さん(58)は、高い技術(shù)を身につけた「捏海人」でもある。
「媽祖信仰」が世界遺産として登録された2009年、黃さんも■田で第一陣の媽祖信仰の伝承人に選出された。さまざまなサイズのストローや爪楊枝、牛の角、タイマイ、竹制の彫刻刀などが、しんこ細(xì)工を作る道具になる。
しんこ細(xì)工作りで、一番難しいのは色付けだ。黃さんは、アクリル絵具をしんこ細(xì)工に吹き付けたり、筆を使って色を付けたり、點(diǎn)を描いたり、しんこ細(xì)工を絵具の中に漬けたりして、海に住む生物のとてもリアルなしんこ細(xì)工に息を吹き込んでいく。「形がそっくりでも、うまく色が付けられなかった時(shí)は、廃棄する。誰が見ても『そっくり』と言ってもらえる作品でなければならない」と黃さん。
そして、超軽量紙粘土が流行っているものの、発色が思うようにはいかず、リアルに仕上がらないため、黃さんは今でも自分でしんこ細(xì)工の材料を作り、色付けを行っている。