そして、「今年の交易會開催期間中、フォーラムや商談イベントがおよそ190回開催された。うち、オンライン會議が30回余りで、オンラインとオフラインを組み合わせた會議が70回余り、オンラインライブ配信イベントが100回近く。世界経済が依然として新型コロナウイルスの泥沼から抜け出せない狀況下で、中國はオンラインとオフラインを組み合わせる形式を通して、新型コロナウイルスの影響で會場に足を運ぶことができないゲストが會議に參加できるようにした。これは、中國の世界に対する誠意だ」と、稱賛の言葉を述べた。

サービス貿(mào)易が中國経済成長を牽引する新たな原動力へ

朱教授は、「中國は交易會を開催して、輸出を促進すると同時に、中國國內(nèi)の経済成長も効果的に促進している。交易會を通して、全體的に見ると、中國のサービス貿(mào)易はよりバランスが良くなり、安定性が増した」と評価する。

また、中國のサービス貿(mào)易について、「これまで6回開催された交易會を見ると、規(guī)模がどんどん大きくなっており、貿(mào)易赤字が改善し続けている。以前、貿(mào)易黒字が大きかった中國の商品貿(mào)易と比べると、サービス貿(mào)易の発展は不十分だった。しかし、中國のサービス貿(mào)易が急速に発展するにつれて、商品貿(mào)易は貿(mào)易黒字で、サービス貿(mào)易は赤字という狀況は自然と改善されている」と説明した。

中國の貿(mào)易構(gòu)造において、物品貿(mào)易は黒字で、サービス貿(mào)易は赤字という問題をめぐり、朱教授は、「サービス貿(mào)易は、中國の対外貿(mào)易発展の新たなエンジンとなり、中國が貿(mào)易構(gòu)造を最適化し、グローバルバリューチェーンに深く參加する重要なルートとなっている。中國がグローバルバリューチェーンに參加する重點は、加工の部分から、研究開発、設(shè)計など、高付加価値の部分に少しずつ移行するのにつれ、サービス貿(mào)易が貿(mào)易に占める割合も上昇し続けている」との見方を示す。

今年上半期、物品貿(mào)易の國際収支は1844億ドルの黒字だったのに対して、サービス貿(mào)易は765億ドルの赤字だった。朱教授はこれについて、「中國のサービス貿(mào)易の輸出入は全體的に見て、大きな赤字となっている。主に、観光、輸送、金融、知的財産権などの分野でそれが顕著だ。そのうちの観光業(yè)を見ると、海外旅行に出かける中國人旅行客が増えるにつれて、赤字幅が拡大している。しかし、それは、物品貿(mào)易の黒字のバランスを取る有効な手段でもある。輸送、金融、知的財産権などの分野が赤字となっていることは、関連の業(yè)界の世界における発展のスペースが依然として大きいということを示している。そのため、交易會を開催して関連の業(yè)界の大々的な発展を促進し、赤字を改善して、中國國內(nèi)経済の発展のために新たな原動力が注ぎ込まれ続けている」との見方を示した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年9月10日