中國のある男性ネットユーザーが最近、妻がICUに入院し、実際に払ったのはわずか593元（1元は約16.7円）だったというエピソードを投稿し、話題になっている。中央テレビニュースが報(bào)じた。

男性の妻は2019年7月23日に、北京宣武病院で予定日より早く雙子を出産。その後、危険な狀態(tài)となりICUに移された。入院中、男性はデポジットとして3000元を納めた。そして、妻は危険な狀態(tài)が続き、10日間にわたる集中治療を受けた。その後、回復(fù)し、退院する時(shí)、社會保険カードを病院に預(yù)け、1週間後に治療費(fèi)の支払いに來るようにと言われたという。

1週間後、男性は不足分を支払うため2萬元を攜帯して病院に行ったところ、足りないどころか、デポジットの一部を返金された。明細(xì)をよく見てみると、驚くことに入院費(fèi)は3萬9370元もかかっているものの、自己負(fù)擔(dān)額はわずか593元で、自己負(fù)擔(dān)割合は1.51％だったという。

「私はいたって普通の市民であり、難しいことは何も言えない。ただ言えるのは、生きるための食べ物があり、病気になっても病院で治療してもらえ、中國での暮らしは本當(dāng)に素晴らしいと思うというリアルな思いだけ」と男性。

ネットユーザーたちも自身の経験を次々と披露

「大學(xué)生の時(shí)、急に熱が出て、新型コロナ対策の規(guī)定に基づいて病院に行き、いろんな検査をしてもらった。友達(dá)が費(fèi)用を払いに行ってくれたが、たった8元5角だった。その時(shí)は、聞き間違いだと思い、明細(xì)を見ると、『2000+』とあり、その下に自己負(fù)擔(dān)額が8.5元となっていた。その時(shí)、目頭が熱くなった。國の醫(yī)療保険ってこんなに素晴らしいんだと初めて知った」。

「夫が副鼻腔炎で入院して手術(shù)を受け、2萬元以上かかった。でも自己負(fù)擔(dān)額は4000元で、支払いをする時(shí)、偉大な國だと思った」。

過去5年、中國政府が「全國民が醫(yī)療保険」に加入できるよう取り組んだことは、以下の數(shù)字からも分かる。

第13次五カ年計(jì)畫（2016‐20年）期間中、病院にかかった貧困人口延べ4億8000萬人が、中國の醫(yī)療保険貧困者支援政策の益を受けた。また、薬や消耗品の分野で政府が初めてまとめて調(diào)達(dá)を?qū)g施したことで、高額の醫(yī)療用消耗品である頸動脈ステントの平均価格は1萬3000元から、約700元にまで下がり、下がり幅は平均93％となった。

第13次五カ年計(jì)畫期間中、戸籍がある省ではない地域で治療を受けたり、入院したりする費(fèi)用を、直接決算する人の數(shù)や資金規(guī)模は安定して増加した。中國全土で、電子版の醫(yī)療保険証明を手にしている人の數(shù)は3億人以上となっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月5日