6月30日午後4時(shí)30分、人民元の米ドルに対するスポットレートが1ドル＝6.4612元で取引を終え、前営業(yè)日比37ベーシスポイント低下し、5月31日に比べると1.6％近く低下した。一方、上半期全體で、スポットレートは累計(jì)786ベーシスポイント上昇し、上昇幅は1.2％で、人民元対ドルレートが全體として基本的安定を保ったことがわかる。今年初めにスポットレートが初めて1ドル＝6.50元を突破し、その後は安定しつつ低下傾向を示したが、4月になると一気に上昇して、最高は5月31日の取引の中で記録した6.3565元で、2018年5月以來(lái)の最高を更新した。しかし同日に中國(guó)人民銀行（中央銀行）が、「6月15日から金融機(jī)関の外貨建て預(yù)金の準(zhǔn)備率を2ポイント引き上げる」と発表すると、スポットレートはたちどころに低下した?！腑h(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

中國(guó)外貨投資研究院の譚雅玲院長(zhǎng)は1日、「外貨預(yù)金準(zhǔn)備率を引き上げてから半月しかたっておらず、規(guī)模も大きくないので、人民元への影響はそれほどはっきりしない。米ドル指數(shù)の動(dòng)きが人民元に比較的大きな影響を與える。5月末の89から6月末の92になり、米ドルの上昇トレンドが人民元の最近の動(dòng)きにつながった。下半期に米國(guó)株式市場(chǎng)と米國(guó)経済のファンダメンタルズが米ドルに大きな影響を及ぼすと予測(cè)する」と述べた。

中國(guó)のチーフエコノミストフォーラムの連平理事長(zhǎng)は取材に、「中國(guó)経済の成長(zhǎng)の順調(diào)さ、國(guó)際収支の黒字、金融政策の相対的な安定、といった基本的要因が人民元の相対的な上昇を支えている。短期的に見(jiàn)れば、ドルも段階的に上昇する傾向だ。そのため下半期には、人民元の対ドルレートの全體的狀況は、雙方向の変動(dòng)になり、一定の柔軟性を備えるはずだ。しかしファンダメンタルズは中國(guó)の方がより好調(diào)なため、人民元が変動(dòng)の中で小幅に値上がりする可能性がより大きい。中國(guó)経済のファンダメンタルズは人民元レートの基本的な安定を支えるものだが、米ドルが値上がりして、人民元にとって圧力になる時(shí)もある。20年5月から今年3月まで、人民元は上昇傾向が続き、上昇幅は11％前後だ。これほど大幅な上昇であれば、米ドル指數(shù)が上昇すれば、人民元の調(diào)整する場(chǎng)面を作りやすいことも當(dāng)然の成り行きだといえる」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年7月2日