（畫像提供：Ｗind）

3年近くぶりに、人民元の対米ドルレートが1ドル＝6.4元の大臺(tái)を突破した（1ドルは約108.7円、1元は約17.0円）。

金融データ情報(bào)の萬(wàn)得情報(bào)技術(shù)股フン有限公司（Wind、フンはにんべんに分）によると、25日現(xiàn)在で、オフショア人民元の対ドルレートは2018年6月中旬以來(lái)の高値を付けて6.3947元に達(dá)し、オンショア人民元の対ドルレートも18年6月中旬以來(lái)の高値で6.4017元に達(dá)した。このほか、中國(guó)外貨取引センターのデータでは、25日の人民元対ドル基準(zhǔn)値は6.4283元で、前取引日から125ベーシスポイント上昇した。

4月以來(lái)、人民元は再び上昇トレンドに移り、ドルの対人民元スポットレートとドルインデックス（ドル指數(shù)）との関連性が高まった。人民元レートは2月から3月にかけて値を下げ、ドル対人民元スポットレートは2月25日の6.45元が3月30日の6.57元に達(dá)した。その後、人民元は再び上昇の道を歩み、5月20日には、ドル対人民元スポットレートが6.44元を記録し、2021年の最高値から約1.98％低下した。

5月21日、國(guó)務(wù)院金融安定発展委員會(huì)は第51回會(huì)議を開(kāi)催し、レート?金利の市場(chǎng)化改革をさらに推し進(jìn)め、人民元レートの合理的でバランスの取れた水準(zhǔn)での基本的安定を維持するよう求めた。

中國(guó)人民銀行（中央銀行）の劉國(guó)強(qiáng)副総裁は5月23日、人民元レートの問(wèn)題について質(zhì)問(wèn)に答える中で、「今年に入ってから、人民元レートは上昇することも低下することもあり、雙方向に変動(dòng)しつつ、合理的でバランスの取れた水準(zhǔn)で基本的安定を維持してきた?，F(xiàn)在、中國(guó)の外國(guó)為替市場(chǎng)は自律的にバランスを取り、人民元レートは市場(chǎng)によって決定され、レートへの期待は安定している。今後の人民元レートの動(dòng)向は、引き続き市場(chǎng)の供給と國(guó)際金融市場(chǎng)の変化によって決まり、雙方向の変動(dòng)が常態(tài)になるだろう」と述べた。

人民元レートはこれからどうなるだろうか。中信証券研究所の明明副所長(zhǎng)は、「中國(guó)の経済力が増大するのに伴い、人民元の國(guó)際化、金融市場(chǎng)の持続的開(kāi)放、人民元レートの雙方向の変動(dòng)といった特徴がより強(qiáng)化され、人民元レートはさらに市場(chǎng)化が進(jìn)むだろう。人民元レートはさらに強(qiáng)くなるエネルギーを備えており、ドル対人民元レートは一層低下して6.2元に達(dá)する可能性がある」との見(jiàn)方を示した。

中國(guó)銀行研究員の王有■（品の口が金）シニア研究員は、「下半期には人民元レートを支える中國(guó)國(guó)內(nèi)の積極的要因が引き続きその役割を発揮するとみられるが、外部市場(chǎng)の不確実性により、人民元は雙方向の変動(dòng)、広い幅での変動(dòng)といった特徴をより多く示すようになるだろう」と分析した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年5月26日