現(xiàn)地化商品は「一時的な人気」がほとんど

中國人の好みに合うかどうかに関わらず、洋風(fēng)ファストフードブランドが次々に発売する現(xiàn)地化商品は多くの消費者を引きつけ、それなりの売り上げを達成してきた。しかし取材してわかったのは、こうした現(xiàn)地化商品はごく少數(shù)がレギュラーメニューにとどまった以外は、大多數(shù)が「一時的な人気」に過ぎない期間限定、數(shù)量限定の商品にとどまったことだ。

例えばケンタッキーの牛肉五角形ツイスターは、12年に販売が終わり、それから數(shù)年間、人々に懐かしがられ、ケンタッキーの今にない商品の中でいつも話題に上っていた。17年に數(shù)量限定で復(fù)活すると消費者の間で話題になり、その後も何度か再発売されたが、結(jié)局、長くメニューにとどまることはできなかった。

あるケンタッキーのマネージャーは、「こうなった原因はやはり製造プロセスにある。牛肉五角形ツイスターは12年に販売が終わるまではレギュラーメニューだった。當(dāng)時、牛肉の半調(diào)理品を製造する企業(yè)に問題が起きたこともこのメニューが販売を終了した原因の1つだった」と説明した。

同マネージャーは続けて、「ファストフード業(yè)界としては、商品を素早く提供することがまず何よりも求められる。たとえば豆乳や油條（揚げパン）のようなメニューなら、製造工程が複雑でなく、味で失敗することもほとんどなく、一般的な中華料理店でも朝限定で提供できる。しかし牛肉五角形ツイスターのようなメニューは、原材料の種類が多く、製造工程が複雑で、調(diào)味料の種類も多く、ストックが大変で、長くメニューにとどめておくことが難しかった」と述べた。

また同マネージャーは、「期間限定、數(shù)量限定の新商品を次々発売するのは、ケンタッキーの競爭力にとってプラスになることだ。いつも新しい商品があれば、消費者に飽きられない」とも述べた。

しかし中研普華産業(yè)研究院の覃崇研究員は、「洋風(fēng)ファストフードは中國のスタイルと西洋のスタイルとの融合を採用し、セールスポイントが満載だが、一部の商品は実際の販売シーンで、どっちつかずの商品になってしまう。西洋料理のスタイルでもなければ、中國料理の食感もない中途半端な商品になる」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月16日