中國のアニメーション映畫「白蛇2:青蛇劫起(White Snake2)」が今月23日、夏休みに合わせて公開された。アニメ制作會社「追光動畫」の新伝説シリーズの「白蛇:縁起」の続編である同作品は、第一弾と同じクリエイターで、中國の伝統(tǒng)的な神話「白蛇伝」を題材にしている。人民日報海外版が報じた。
2019年に公開された「白蛇:縁起」は大ヒットとなり、映畫界でダークホース的な存在となった。黃家康監(jiān)督は、「それと同じクリエイターで製作した『白蛇2:青蛇劫起』は、美しくクラシカルだった第一弾のイメージを一新し、中國の伝統(tǒng)的な神話をベースにしたうえで、さらに大きなイノベーションの余地を探し求めた」と説明する。例えば、第一弾で、青(セイ)は人情、義理、友情を重んじ、毅然とし、しっかりとした信念を抱く性格で描かれてはいたが、常に脇役扱いだった。しかし、「白蛇2:青蛇劫起」では、「ヒロイン」となり、戦闘を通して成長し、強くなっていく。崔迪プロデューサーは、「青の感情は、現(xiàn)代の若者が感じていることと似ている。このキャラクターを通して、若者に共感を覚えてもらいたい」と話す。
「白蛇:縁起」は、2019年に公開されて以降、その感動的な物語と美しい畫風(fēng)が人気となり、「中國アニメの光」と呼ばれた。続編となった「白蛇2:青蛇劫起」の修羅城はファンタスティックでしかもミステリアスだ。また、各時代のキャラクターや古代から現(xiàn)代までのデザインを融合させた建築物が目玉となっている。青の、「どんなことをしても、修羅城から逃げ出し、お姉ちゃんを助けに行く」や「この心に抱いた執(zhí)念で必ずやり遂げてみせる」など、「男気」あふれるセリフに合わせたアクションとリアルな視覚効果が見る人をワクワクさせる。その斬新な設(shè)定や最先端技術(shù)を駆使した視覚効果、青と姉の白(ハク)の感情に心を揺さぶられた人は、「中國アニメの新たな高み」、「素晴らしい、泣けるシーンがいっぱい」などと絶賛する聲を上げている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月27日