一年で最も暑い時(shí)期である「三伏」の最後の10日間「末伏」が8月19日で終わり、20日には40日間続いた「三伏」が明ける。新華社が報(bào)じた。
歴史學(xué)者で天津社會(huì)科學(xué)院の研究員?羅澍偉氏によると、「伏」には「伏せる」、つまり「非常に暑いためあまり動(dòng)かずにじっとしておいたほうが良い」という意味が込められているという。
では、「三伏」が終われば夏も終わるということなのだろうか?羅氏は、「理論的にはそう言える。今年は三伏が終わって4日目の23日に、厳しい暑さの峠を越した頃とされる二十四節(jié)気の14 番目『処暑』を迎える。しかし、中國(guó)は國(guó)土が広く、ほとんどの地域ではまだ厳しい暑さが続いており、すぐに涼しくなることはない。そのため、殘暑に注意しなければならない」と説明する。
ポスター作成:方金洋
中國(guó)で殘暑は「秋老虎」と呼ばれ、「三伏」が終わった後に一時(shí)的に暑さがぶり返し、気溫が35度以上になる日を指す。通常、8月下旬から9月上旬にかけて「秋老虎」となり、朝晩は涼しいものの、日中は日差しが強(qiáng)く、気溫がぐんぐん上がるのがその特徴だ。
「三伏」が終わると、少しずつ空気が乾燥し、口の中や舌が乾燥して、咳が出たり、鼻に不快感を覚えたりしやすくなる。また、暑かった夏が終わって涼しくなると身體がだるいと感じ、俗にいう「秋バテ」になる人も多い。
ポスター作成:方金洋
乾燥対策として、しっかり水分を補(bǔ)給し、お粥を食べたり、お茶や豆乳を飲んだりすると良いと羅氏はアドバイスする。また、ダイコンやハチミツ、ホウレンソウ、トマト、セロリ、イモ類(lèi)、レンコン、旬の果物など、體內(nèi)の熱を下げてのどの渇きを抑え、肺の乾燥した狀態(tài)を改善する食べ物を食べると良いという。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月19日