今月14日は重陽節(jié)(舊暦9月9日)。中國の古典「易経」では九という數字は陽の數とされ、九が二つ重なるので、「重九」や「重陽」と呼ばれている。人民日報が報じた。
古くから、中國では重陽節(jié)に高い所に登るという伝統的な風習がある。唐の時代の詩人?王維が詠んだ「遙かに知る兄弟高きに登る處、徧く茱萸を插さして一人を少くを」という詩は、名句として幾世代にもわたって伝えられてきた。
また舊暦9月は「菊月」とも呼ばれ、秋の夜に、菊の花を鑑賞しながら、酒を飲み交わし、美しく輝く月を眺めながら、遠く離れた家族を思うというノスタルジックな季節(jié)だ。
重陽節(jié)は現在に至るまで受け継がれ続ける中で、お年寄りを敬う気持ちも込められる祝祭日となっている?!缸苑证笕摔摔胜盲皮?、年長者が若々しくあること」、そして、「恩返しができるようになった時に、年長者が健康であること」を、誰もが願っている。
しかし、時間は待ってくれない。重陽節(jié)に、たとえ何気ない一言であっても、祖父母や両親など自分より年長の家族に思いやりの言葉をかけるのを忘れないようにしよう。 (編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月14日