秋が深まるにつれて、北京市內外の木々が赤や黃色に染まり、情緒あふれる美しい景観が広がる。北京市園林緑化局によると、同市の紅葉?黃葉は10月中旬から下旬にかけて見頃を迎える。市民が紅葉狩りに行く場所を分散させるべく、同市は地壇公園、オリンピック森林公園、北宮國家森林公園、八達嶺國家森林公園、慕田峪長城景勝地など、紅葉狩りスポット20ヶ所を打ち出し、各エリアに分散させている。市民や観光客は、自宅近くで紅葉?黃葉を鑑賞することができ、混雑を避けることができる。北京青年報が報じた。
以前は、北京で「紅葉」というと、香山を連想する人がほとんどだった。しかし、2002年から、北京は平谷や、懐柔、密雲(yún)、昌平、延慶、門頭溝、房山、順義、海淀、豊臺といった市內?郊外の地域の山沿いのエリアで、紅葉?黃葉の美しい木々を植えるプロジェクトを実施。約2萬6666ヘクタールで大規(guī)模造林を行ってきた。景色の美しい名所や山沿いのエリア、主要道路、河川の両側などを重點エリアとし、66.67ヘクタール以上の集中的な紅葉?黃色が観賞できる場所を100ヶ所以上作り出し、市民にさらに多くの紅葉狩りの選択肢を提供している。
山々に広がる紅葉?黃葉の絶景を鑑賞したいなら、北京郊外が最適だ。山地は標高が高く、市內より気溫が低いため、市內よりも早く秋色に染まる。山に登って赤や黃色に染まった木々を鑑賞し、紅葉狩りを堪能することができる。例えば、慕田峪長城や司馬臺長城景勝地(古北水鎮(zhèn))、八達嶺國家森林公園などでは、美しい紅葉と萬里の長城が相まって、息を吞むような絶景が広がる。
山地と比べると、北京市內や近郊は、木々の色が赤や黃色に染まる時期が遅くなる。黃金色に染まるイチョウの景色が好きな人は、東城區(qū)地壇公園のイチョウ大道がおススメ。秋が深まると、1950年代に植えられた200本以上のイチョウの木が黃金色に染まり、情緒あふれる銀杏並木を歩くと、ドラマチックな気分に浸ることができる。毎年、紅葉?黃葉フェスティバルが開催される豊臺區(qū)の北宮國家森林公園も見逃せない。公園內には、秋になると赤や黃色に染まる木々が約266.67ヘクタールにわたって植えられている。また、海淀區(qū)にある百望山森林公園や西山國家森林公園は、西山永定河文化帯に位置し、標高が丁度良く、土壌や気候が葉が赤く染まる木々の成長に適している。そのため、北京では昔から紅葉スポットとして知られていた。
北京の紅葉狩りスポット20ヶ所
1.地壇公園(東城區(qū))
2.月壇公園(西城區(qū))
3.萬壽公園(西城區(qū))
4.オリンピック森林公園(朝陽區(qū))
5.百望山森林公園(海淀區(qū))
6.西山國家森林公園(海淀區(qū))
7.鳳凰嶺景勝地(海淀區(qū))
8.北宮國家森林公園(豊臺區(qū))
9.八大処公園(石景山區(qū))
10.妙峰山景勝地(門頭溝區(qū))
11.上方山國家森林公園(房山區(qū))
12.大運河森林公園(通州區(qū))
13.東郊森林公園濕地園(通州區(qū))
14.共青浜河森林公園(順義區(qū))
15.念壇公園(大興區(qū))
16.南口公園(昌平區(qū))
17.金海湖景勝地(平谷區(qū))
18.慕田峪長城(懐柔區(qū))
19.司馬臺長城景勝地(密雲(yún)區(qū)古北水鎮(zhèn))
20.八達嶺國家森林公園(延慶區(qū))
(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月14日