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手書(shū)きの手紙で伝える思い 見(jiàn)知らぬ人1000人に向けて手紙を書(shū)く北京のある女性

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2022年07月07日14:39

前回手紙を書(shū)いたのはいつのことだろうか?なかにはこれまで1度も手紙を送ったことがないという人もいるかもしれない。ハンドルネーム「白大俠」さんは北京在住の女性で、今年3月から、見(jiàn)知らぬ人1000人に手紙を書(shū)こうと決心し、これまですでに500通を送ってきた。多くの若者は、「手書(shū)きの手紙を受け取ったのはこれが初めて」だったという。その過(guò)程で、彼女はニュース?メディアを?qū)煿イ筏皮い氪髮W(xué)生が、「電子情報(bào)時(shí)代における伝統(tǒng)的な手紙の意義に関する研究」のレポートを仕上げるのもサポートしたという。

「手紙を書(shū)いてほしい」と願(yuàn)う若者のほとんどにとっての初めての手紙

北京でインテリアデコレーターとして働く白さんは今年3月から現(xiàn)在まで、見(jiàn)知らぬ人500人に手書(shū)きの手紙を送っている。その送り先は、産後うつになった女性や中國(guó)大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱「高考」)を控えた女子高生、一人で誕生日を過(guò)ごすサラリーマンなどだ。

白さんは取材に対して、「今年3月、ソーシャルコマースプラットフォームの『小紅書(shū)』に、床に並べた手紙を?qū)懁筏繉?xiě)真をアップし、『ここしばらく、手紙を書(shū)いてばかりいる。寂しいからかもしれない。自分に書(shū)いたり、親友に書(shū)いたり、將來(lái)出會(huì)うかもしれない人に書(shū)いたりした。たくさん書(shū)いたけど、1通も出していない。ある日、床に並べてみたら、こんなにたくさんあることに気づいた』というコメントを寄せた」という。すると、思いがけないことに、アップしてからわずか1時(shí)間のうちに、20人以上から「私に手紙を書(shū)いてほしい」とコメント欄や個(gè)人的に連絡(luò)が來(lái)たという。

「それで、その人たちに手紙を書(shū)いてみることにした。ちょっとした喜びを誰(shuí)かにシェアするのはそんなに大変なことでもないし」と話す白さんは、すぐに出かけて封筒や便箋を買(mǎi)い、手紙を書(shū)き始めたという。

あるネットユーザーは白さんに、「手書(shū)きの手紙を受け取ったことは一度もない。手紙をもらうというのはとても新鮮味がある」と話したという。白さんに「手紙を書(shū)いてほしい」と望むのは、ほとんどが若者で、大體約80%が16歳から23歳までの若者だという。そして、多くの人が手紙を受け取った後、すぐに返事の手紙を寄せ、白さんと文通をするようになった人もいる。手紙には、生活や勉強(qiáng)、仕事で感じていることを綴っているという。また、「手紙を受け取ると、1日中明るくなった気分がした」と感動(dòng)の聲を寄せる人もいた。

ネットユーザーに手紙を書(shū)くほか、白さんは、小紅書(shū)のアカウントの手紙に関する內(nèi)容を更新し続けているため、「手紙を書(shū)いてほしい」と願(yuàn)うネットユーザーは増えるばかりだ。

「白大俠」さん

白さんは、「手紙を通して言葉を伝えるというのは時(shí)間がかかるものの、誠(chéng)実に感情を伝えることができる」と感じている。そのため、返信する相手を選ぶ時(shí)は、何かに心を痛めたり、將來(lái)について不安を感じたりしている人を優(yōu)先している。「そのような人は友達(dá)がいないのかもしれないし、知っている人には弱みを見(jiàn)せたくないのかもしれない。彼らは誰(shuí)かの応援を必要としている。手紙を通して勵(lì)ましたり、アドバイスしたりしている」と白さん。

情報(bào)化時(shí)代においても手書(shū)きの手紙は依然として意義あり

インスタントメッセージアプリやSNSが人気の今、手紙を書(shū)くことにはどんな意義があるのだろう?ニュース?メディアを?qū)煿イ工腠nさんは手紙に関する調(diào)査が宿題になったことがきっかけで、白さんと連絡(luò)を取り、意見(jiàn)を聞いた。

「インターネット上での交流と手書(shū)きの手紙にはどんな違いがあるか?」という質(zhì)問(wèn)に、白さんは、「手書(shū)きの手紙を紙媒體の本」に例え、「手紙を書(shū)くというのは、みんなが読んでいる紙媒體の本と同じで、紙に書(shū)かれた字を読むことができ、觸ることができる。それに、インクの香りを嗅ぐこともできる。その感覚は、スマホでは絶対に味わえない」と答えた。

白さんと交流を深めた後、韓さんは、「電子情報(bào)時(shí)代における伝統(tǒng)的な手書(shū)きの手紙の意義に関する研究」というレポートを仕上げた。その中で韓さんは、「周りの人には恥ずかしくて言えないことで、例えそれが最も身近な人であっても言えないようなことも、知らない人相手なら話せる。それがペンフレンドの重要な役割と意義で、手書(shū)きの手紙の魅力だ。心に引っかかっていることを、手紙を通して、吐き出すことができる」としている。

韓さんは、「考察とまとめ」の中で、「手紙は書(shū)く人にも、受け取る人にも癒しをもたらしてくれることが分かる。リズムの速い今の生活において、スピードを落とし、互いに心を開(kāi)けるのは、とてもいいことだと思う。手紙にしかない社會(huì)的価値が今も存在している。例えば、心理カウンセリングに抵抗を抱く人でも、手紙を通して、ある程度の癒しを得ることができるだろう」との見(jiàn)方を示している。

そんな韓さんは取材に対して、「レポートを仕上げた後、白さんに感謝の手紙を書(shū)いた。それは、私が書(shū)いた初めての手紙だった」と話した。

今後の計(jì)畫(huà)について、白さんは「まず、手紙1000通を出すという計(jì)畫(huà)を成し遂げたい。あるネットユーザーから、その後、ペンフレンドと集まってはどうかと提案されている。それはとてもいいアイデアだと思う。集まった人同士がまたペンフレンドになり、文通することができる。また、書(shū)いた手紙を整理して、厳選し、1冊(cè)の本にして、一人でも多くの人を勵(lì)ますことができればとも考えている」と話した。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年7月7日

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