日本の自動(dòng)車市場(chǎng)では、國內(nèi)ブランドが90％以上のシェアを占めており、このため「輸入車の立ち入り禁止區(qū)域」とも呼ばれている。しかし新エネルギー自動(dòng)車の時(shí)代の訪れと共に、閉じられていた日本市場(chǎng)でも新たなチャンスが生まれている。

輸入車の「立ち入り禁止區(qū)域」

中國自動(dòng)車市場(chǎng)で大型車が好まれるのと異なり、日本では軽自動(dòng)車がよく売れている。日本の消費(fèi)者が車を買うときに特に重視するのは使用時(shí)の経済性で、先端の機(jī)能よりも安全裝備の充実した車を選ぶ傾向がある。IHSマークイットの川野義昭マネージャー（ライトビークル販売予測(cè)）は取材に、「自動(dòng)車市場(chǎng)全體の中で、軽自動(dòng)車が市場(chǎng)シェアの約37％を占めており、1萬-1萬5千ドル（1ドルは約136.0円）の価格帯の軽が最も人気がある」と述べた。

日本では輸入車のシェアが10％に満たず、それも主にフォルクスワーゲン（VW）、メルセデス?ベンツグループド、BMWなどドイツ系によって占められている。米國ブランドやその他の歐州ブランドは日本市場(chǎng)でほぼ存在感がない。

川野氏は、「日本は國內(nèi)ブランドがたくさんあって、競(jìng)爭(zhēng)が非常に激しく、いくつもの伝統(tǒng)ある海外ブランドが數(shù)年前に日本市場(chǎng)から撤退している。海外ブランドが日本市場(chǎng)に進(jìn)出できない主な原因は、國內(nèi)ブランドと明らかな違いがないからだ。日本では高級(jí)ブランド車以外の車の消費(fèi)者は、燃費(fèi)、環(huán)境性能、製品の品質(zhì)、購入後のアフターサービスについて非常に厳しい要求を課している。輸入ブランドに対しては、國內(nèi)製品と違うものを求めているが、非高級(jí)輸入車ブランドが國內(nèi)ブランドと明確な違いを打ち出すことは難しい。また日本は輸入車に関稅を課しておらず、このため輸入関稅は問題の原因ではない」と述べた。

普及が遅れるEV

新エネ車時(shí)代の訪れが輸入車ブランドにチャンスをもたらした。日本市場(chǎng)から撤退して12年になる韓國のヒュンダイ自動(dòng)車は、バッテリー電気自動(dòng)車（BEV）と燃料電池自動(dòng)車(FCV)をひっさげて、日本市場(chǎng)への再進(jìn)出を狙っている。今年5月には日本でBEV「IOMIQ 5（アイオニック ファイブ）」とFCV「NEXO（ネッソ）」の予約を開始し、7月から引き渡しする予定だ。関連の報(bào)告書によれば、日本の自動(dòng)車市場(chǎng)の構(gòu)造が短期間で大幅に変化することはなく、海外メーカーは経済性を主なマーケティング戦略として、EV市場(chǎng)を重點(diǎn)的に開拓するべきだという。

川野氏は、「輸入ブランドは日本の自動(dòng)車市場(chǎng)にチャンスがあることを見て取った。（ドイツの）オペルも再進(jìn)出を試みているが、新型コロナウイルス感染癥とサプライチェーンの問題で、再進(jìn)出の時(shí)期は少し遅くなりそうだ。中國の一汽紅旗はすでに日本に進(jìn)出し、最近は更に多くの製品を投入しようとしている。スウェーデンのポールスターもこれから進(jìn)出する予定で、中國の比迪亜（BYD）はすでに商用大型バスの分野に進(jìn)出し、乗車市場(chǎng)にもまもなく進(jìn)出しようとしており、タクシーでの大量採用を通じて日本市場(chǎng)をこじ開ける可能性がある。とあるブランドが海外から日本車と異なる、新型または先端テクノロジーのウェイトが高い上、環(huán)境保護(hù)にも配慮した製品を輸入しようと考えたとしたら、これからはチャンスがあるだろう」と述べた。日本の自動(dòng)車輸入會(huì)社の販売ディレクターの范志遠(yuǎn)氏は、「新エネ車は中國の自動(dòng)車メーカーが日本市場(chǎng)に進(jìn)出する唯一のチャンスだ。トヨタをはじめとする日本の大手メーカーも密かにEVの研究を進(jìn)めており、將來はEVでも上位に立つことが予想される」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月5日