天津大學(xué)が主導(dǎo)で開発した初の國産救急搬送型ECMOがこのほど、患者の命を救った。本稿執(zhí)筆時點で同患者の容態(tài)は安定しており、併発癥も出ていない。
ECMOはクリティカルケア分野の先進技術(shù)で、その治療水準は一つの病院や地域、さらには一國の危篤患者の総合緊急救命水準を示す重要なシンボルとなっている。世界の主要ECMOメーカーは長期的に米國、ドイツ企業(yè)が主導(dǎo)しており、その製品は高額だ。中國の保有臺數(shù)はわずか500臺ほどで、ほぼ海外からの輸入に依存している。新型コロナウイルスの感染期間中には、機械を奪い合うほどだった。
そのために、天津大學(xué)醫(yī)學(xué)部救急醫(yī)學(xué)研究院と天津匯康醫(yī)療用設(shè)備有限公司が、中國初の救急搬送型ECMOを共同で研究開発した。チームは海外の有力製品の長所と短所を全面的に比較分析し、中國の実際の救命臨床需要と結(jié)びつけ、ECMOの血液ポンプ、抗凝固コーティング、膜型人工肺、パイプなどの中核技術(shù)設(shè)備に焦點を當(dāng)て、獨自の研究開発を展開した。
天津大學(xué)救急醫(yī)療研究院副院長の樊毫軍教授は、「一般的なECMOと比べると、救急搬送型ECMOはより小型で攜帯しやすく、操作がシンプルで性能が安定し、応用シーンがさらに広く、各種自然災(zāi)害による複雑な環(huán)境における現(xiàn)場での応急処置、重癥?重傷者の安全な搬送及び病院搬送前の応急処置などのシーンに使える」と説明した。
河北省張家口市河北北方學(xué)院付屬第一病院救急科は7月22日、1人の瀕死患者を受け入れた。この患者は入院時に瀕死の狀態(tài)で、危篤の狀況となり、容態(tài)が極めて不安定だった。専門家チームの立ち?xí)ぴ\察、家族への説明を行い、同意を取り付けた後、病院は患者に國産救急搬送型ECMOを使用した。靜脈?動脈呼吸循環(huán)補助機能の実施により、患者は12時間後に徐々に意識を取り戻した。ベッド橫の超音波畫像モニターに、心機能の回復(fù)が表示された。醫(yī)師はECMOのポンプ流量を徐々に減らし、取り外しに成功した。
國産救急搬送型ECMOの今回の臨床応用の成功は、海外製品の同分野の獨占的な地位を打破し、國産先端ECMOの獨自開発の重要なブレイクスルーを?qū)g現(xiàn)する見込みだ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月28日