2022年が終わり、2023年をすでに迎えている。天文専門家によると、2023年の干支は「癸卯(みずのと?う)」で、閏2月が挿入されるため、舊暦では1年が1月22日から2024年2月9日までの384日となる。また、1年の間に「立春」が2度あり、「雙春年」ともなる。
舊暦にある閏月とは?
専門家によると、西暦では4年に1度閏年があり、通常、4で割り切れる年は閏年となって、2月が29日となる。その他の年は「平年」と呼ばれ、2月は28日となる。
一方の舊暦は月の満ち欠けを基準(zhǔn)にしている。「朔望月(新月から次の新月まで)」を1ヶ月としており、その長さは約29.53日。1年は354日か355日となり、西暦の365日または366日と比べると11日短い。
舊暦の1年の長さと西暦の1年の長さを近づけるために、昔の人は「閏月」を入れるという方法を採用した。閏月は19年に7回挿入される。閏月が挿入される年は、13ヶ月あることになり、長さは384日か385日になり「閏年」とも呼ばれる。そうすることで、舊暦の19年と、西暦の19年はほぼ同じ長さとなる。
閏月をどの月にするかはどうやって決める?
どの月を「閏月」とするかは、二十四節(jié)気の「中気」と関係がある。二十四節(jié)気は12の節(jié)気と12の中気で構(gòu)成され、奇數(shù)番目が「節(jié)気(立春、啓蟄、清明、立夏、芒種、小暑、立秋、白露、寒露、立冬、大雪、小寒)」、偶數(shù)番目が「中気(雨水、春分、谷雨、小満、夏至、大暑、処暑、秋分、霜降、小雪、冬至、大寒)」と呼ばれて、交互に配置されている。閏月の挿入の仕方を見ると、中気が本來割り當(dāng)てられた月のうちに含まれなくなった時、その月が前の月の閏月とされる。例えば、舊暦の癸卯の「閏二月」には中気が含まれず、その前月の二月の「閏二月」となる。
舊暦の癸卯は日數(shù)が多いため、春の始まる「立春」が2度あり、「雙春年」と呼ばれている。統(tǒng)計によると、舊暦の19年のうち7年が「雙春年」となる一方、7年は「立春」のない「無春年」。殘りの5年は、「立春」が1回の「単春年」となる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月5日