資料寫真

春節(jié)（舊正月、2023年は1月22日）が近づき、食品デリバリーを通じた舊正月の年越し料理の注文が急増している。

今月3日にオンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」が発表したデータによると、「家で家族と囲む年越しの食卓」用のデリバリーの検索件數(shù)が前年同期の11倍になり、舊暦の12月に入ってからは八寶飯（もち米と8種類の食材を蒸した物）、高級(jí)スープ?佛跳牆（ファッチューチョン）、臘味（魚(yú)や肉の燻製やタレにつけた後乾燥させたもの）などの半調(diào)理製品の検索件數(shù)が前の月に比べて30％以上増加し、五香醤牛腱子（牛すね肉の五香醤油風(fēng)味）や醤鴨（アヒルの醤油煮込み）などが非常によく売れている。多くの有名老舗レストランが相次いでオンラインプラットフォームで年越し料理セットの予約受付をスタートし、年越し用品のギフトセットを早めに準(zhǔn)備する消費(fèi)者も少なくない。

そんな中、今年のオンライン年越し料理予約では、若い消費(fèi)者が中心になっている。関連データを見(jiàn)ると、オンラインで年越し料理を注文した人のうち、「00後（2000年代生まれ）」が6割に達(dá)した?！?5後（1995年から1999年生まれ）」だけでなく、さらには「00後」が年越し料理の準(zhǔn)備を主に引き受けるようになっており、彼らのような若い世代は火鍋やミルクティなどのメニューを年越し料理に取り入れている。こうしたことを受け、火鍋やミルクティのブランドの多くが特色あるセットを打ち出しており、売れ行きは好調(diào)だという。

生鮮スーパーの盒馬鮮生でも、元旦に伴う連休期間、年越し料理セットの予約が前期比で56％増加し、4-6人分のセットが特によく売れた。セットのほか、子豚の丸焼き、羊スペアリブ焼き、東坡肘子（豚すね肉の煮込み）といったメインディッシュの売上も上々だった。

社會(huì)人になったばかりの南京出身の聶可心さんは、「これまで20年間、両親が準(zhǔn)備した年越し料理を食べてきたが、今年は私が準(zhǔn)備を受け持とうと思う」と話す。聶さんによれば、若者が中心になって準(zhǔn)備する年越し料理は、手軽さとセレモニー感のバランスが大事なのだという?！竵I親に新しい味を楽しんでほしいので、伝統(tǒng)的な南京の年越し料理だけでなく、佛跳牆や鮑魚(yú)花膠鴨（アワビと魚(yú)の浮袋、アヒルのスープ煮込み）など、南京以外の場(chǎng)所の有名な料理の半調(diào)理品もネットで注文した」と聶さんは言う。

「その一方で、年越し料理はおいしさ以外に、見(jiàn)た目や寫真映えも大切」と聶さん。これまでに、月に住むウサギが春節(jié)をお祝いする「玉兔迎春」、過(guò)ぎゆく年を見(jiàn)送り新しい年を迎える「辭舊迎新」、「招福開(kāi)運(yùn)」など、春節(jié)のメッセージが込められたオリジナル料理の情報(bào)をたくさん集めたという。聶さんは「今はレシピを研究して、食材を買い集めている。大晦日には大いに腕を振るうつもり」と言ってにっこり笑った。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年1月6日