今月15日、雲(yún)南省楚雄彝(イ)族自治州にある竜骨甸駅に昆明発元謀西行きの鈍行列車7466號が到著した時には、プラットホームにはすでに乗車を待つ多くの人々の姿があった。人々は両手に果物が山盛りになったカゴを持っていたり、野菜が入った背負い籠を背負ったりしており、その顔には笑みが浮かんでいた。彼らは、野菜や果物を売ったり、春節(jié)(舊正月、2023年は1月22日)の年越し用品を購入したりするために、この列車に乗って元謀県の行政中心地の市へ向かう地元の人々だ。
乗客の楊加平さんは、「この鈍行列車が一番便利で、乗車料金も安い。年越し用品を買うために市へ行く時は、みんなこの列車を利用している」と笑顔で話した。
ここ數(shù)日、列車7466/7465號は乗客が特に多く、そのほとんどが楊さんのように、市へ行って年越し用品を買ったり、野菜や家禽を売ったりする沿線の人々だ。
この鈍行列車の車內(nèi)には、中國鉄路昆明局集団有限公司の青年ボランティアによって窓飾りの切り絵や「福」の字が貼られ、春節(jié)ムードが色濃く漂っている。
昆明駅と元謀西駅を結ぶ列車7466/7465號の前身は、昆明駅と攀枝花駅を結ぶ6162/6161號で、四川省成都市と雲(yún)南省昆明市とを繋ぐ成昆線で運行されて27年にもなる。2020年5月25日から、運行區(qū)間が昆明‐元謀西間に調(diào)整され、列車番號も7466/7465號に変更された。
7466/7465號は片道245キロで、竜塘壩、黒井、小村など10村を通過するほか、6駅、7乗降所に停まり、往路の所要時間は4時間35分、復路は5時間14分となっている。乗車料金は最高で30.5元(1元は約19.0円)、最低で4元。この列車は長年、地元の人々にとって便利で、豊かな生活と幸せをもたらしてくれる列車となっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月19日