今月21日から27日にかけて春節(jié)(舊正月、今年は1月22日)に合わせた7連休となった中國の消費市場は回復を続けた。そのことを最も直接的に感じることができたのは、大勢の客で賑わった中國各地のデパートや商業(yè)施設だったと言えるだろう。
北京市の有名な繁華街である王府井歩行者天國を午後3時に訪れると、厳しい寒さにもかかわらず、多くの人でごった返し、熱気に包まれていた。7連休中、王府井商業(yè)圏を訪れた人は前年同期比60%増となった。
また上海市の人気観光地である外灘(バンド)の春節(jié)期間中の夜景の衛(wèi)星寫真を1年前と比べると、電燈が3.43%増加しており、特に南京西路周辺の電燈が目に見えて増加していた。
しかし、攜帯の電波を基にしたビッグデータを解析してみると、春節(jié)期間中に最も賑わった商業(yè)圏は北京市でも、上海市でもなく、中國中部の湖南省長沙市の黃興南路歩行者天國だったことが分かった。同歩行者天國を訪れた人が最も多く、前年同期比の増加幅においても最大だった。
黃興南路歩行者天國では、「老舗新國潮カーニバル」やネットで人気の一度は行っておきたいランドマーク、若者に人気のキャラクター、消費シーンなど、春節(jié)を祝う一連の販促イベントが開催され、訪れた人々は長沙テイストや湖南テイストに溢れた春節(jié)ムードを存分に楽しんだ。
長沙市のように、7連休中にクーポン券を配布したり、「老舗カーニバル」といった一連のイベントを開催したりした各地域には客足が戻り、熱気に包まれた。
2022年の春節(jié)期間中のデータを基準のラインとした場合、春節(jié)休暇3日目にあたる23日にやや減少したのを除いて、他の日の訪れた人の數(shù)は目に見えて上回っており、特に寒波の影響からネットユーザーの間で「最も寒かった24時間」と稱された24日は大きくV字回復していた。
今年の春節(jié)期間中、中國では全國的に冷え込みが厳しくなったものの、重點都市の商業(yè)圏を訪れた人の數(shù)は全體的に見て前年同期よりも25%増えていた。こうした現(xiàn)象を後押ししたのはどんな人々なのだろうか?
ビッグデータによると、遠方からやって來た旅行客の貢獻が際立っていた。モニタリングされた商業(yè)圏では、訪れた人の約半數(shù)が他の省や市から來ており、割合は前年同期比で22ポイント上昇となった。また、今年は訪れた人が商業(yè)圏に留まっている時間も目に見えて増加しており、特に4時間以上とどまっていた人の數(shù)は、毎日前年同期を上回っていた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月30日